image

 

「“下処理が大変そうだから使わない”と山菜を敬遠される方が多いのですが、それは完全な勘違い! 山菜の多くはアク抜きすらせず使えます。春の味覚を楽しめるうえ、栄養面も素晴らしいので、ぜひ挑戦してほしいです」

 

そう熱く語るのは、「季節料理・酒処さそう」の店主・佐宗桂さん。春の山菜はおいしいだけではない。山菜の特徴である“苦味”の正体はポリフェノール。強い抗酸化作用で老化を防止してくれる。代謝アップ、温活啓発でも有名な美女医の石原新菜先生はこう語る。

 

「活性酸素を除去する抗酸化作用が強いので、老化の予防、動脈硬化の予防、免疫力アップ、代謝アップ、さらにデトックス作用もあります。旬の野菜を食べることは体をつねによい効果をもたらしますが、春に食べる山菜は冬の間に蓄えた余分な脂肪や老廃物、塩分などの排出を助けてくれるんです」

 

ポリフェノールのほかにも、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、デトックス効果も得られるなど、まさに“食べる春サプリ”。そこで今回は、手に入りやすくて健康効果も高い山菜のラクちん下処理&便利な保存法を佐宗さんに教えてもらった。

 

■蕗の薹(ふきのとう)

 

フキノール酸とビタミンCがたっぷりで、抗酸化&美肌効果は抜群。アクが強く、刻んでから時間がたつと黒くなるため調理は迅速に。つぼみが開いて花が咲くと苦味が強くなるので、花芽が出始めたくらいの閉じたものを選んで。

 

【カンタン下処理】なし!

 

そのまま使える。土の汚れが気になる場合はハケなどで落として使う。

 

【便利な保存法】“ふき味噌”保存!


〈材料〉

ふきのとう(みじん切り)…1カップ

味噌…1カップ

みりん…大さじ2

砂糖…大さじ2

酒…大さじ2

 

〈作り方〉

調味料は混ぜておく。フライパンに油(分量外)を熱してふきのとうを中火で炒め、全体に油がまわったら合わせ調味料を加え、弱火にして5〜10分、木ベラで混ぜながらほどよい硬さになるまで練る。

※冷蔵で2週間、冷凍で1カ月間保存可能。

 

【アレンジレシピ1】ひき肉ふき丼

 

鶏ひき肉を油で炒め、火が通ったらふき味噌を加えて炒める。ごはんにのせ、中央に卵黄を落とす。

 

【アレンジレシピ2】ふき味噌トマト

 

ふき味噌に玉ねぎのみじん切りとオリーブオイルを加えて混ぜ、トマトに添える。

 

春の味覚をカンタンに楽しむことができるラクちん下処理&便利な保存法を、ぜひお試しあれ!