暑い夏、「寝苦しくて」「毎日睡眠不足」という人も多いはず。ただ、私たちは、日々の生活の中でけっこう思い込みをしているもの。睡眠に関しても、とらわれている部分がある。そこで、睡眠の常識・非常識を紹介しよう。

 

〈8時間睡眠のウソ〉

睡眠はせめて8時間確保しなければ、といわれますが、これは正しくありません。そもそも年齢や性別のほか、ストレスなどさまざまな要素がからみあうので、一概にはいえないのです。データでは6時間半睡眠がもっとも長生きする、という結果もありますし、年齢を重ねるごとに睡眠は短くなります。いくら8時間寝たとしても、眠りの質が悪いと良い睡眠とはいえません。

 

〈朝型・夜型のウソ〉

起きて日差しを浴びるのは大切なこと。太陽の光を浴びると体内時計はリセットされ、実際の時刻に調整されていきます。ただし、早起きの習慣もすべての人に当てはまるわけではありません。深夜の仕事に慣れた人やDNA的に朝起きるのが難しい人が、日本人全体の3割ほどいるのです。全員に朝型習慣を、とすすめるのは難しいものがあります。それより、体内時計を整えることが大切です。

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