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「ここ最近、『オメガ3系』という言葉を耳にする機会が増えたと思いませんか。それは食生活が欧米化したことで、日本人の体内に『オメガ3系』が不足していることが危惧されているからです。また『オメガ3系』が認知症の予防になるというテレビ番組も、拍車をかけたようです。そんな『オメガ3系』を効果的に取れるのが亜麻の種から抽出した亜麻仁油です」

 

こう語るのは、順天堂大学医学部教授で自律神経研究の第一人者・小林弘幸先生。亜麻は、古代ギリシャの医者・ヒポクラテスが「亜麻の種は胃腸によい」と、その栽培を勧めたともいわれる「世界最古の健康食品」だ。

 

亜麻仁油には、アルファ・リノール酸が多く含まれている。それは体内で「DHA」や「EPA」に変化する。つまり、話題のココナツオイルやエゴマ油よりも、手軽に「オメガ3系」を摂取することができるのだ。

 

「亜麻仁油には、動脈硬化や心臓疾患、高血圧の予防、アレルギーの症状緩和、シワやたるみを防いだりと、さまざまな効果があります。それ以外に、どうやらお通じにもいいようです。私の便秘外来でも、亜麻仁油を取っている患者さんは、経過がいいという報告が。良質の油が便通を改善させること。さらには『オメガ3系』が胃腸の調子を整えているのだと考えています」

 

実は、小林先生も患者さんに勧める前から、毎朝、大さじ1杯ほどの亜麻仁油を飲んでいて、「血流がよくなるためか、自律神経にもいいようです」と話している。そんな、いいことずくめの亜麻仁油だが、試してみるときには注意点が。

 

「気をつけてほしいのは、亜麻仁油は、熱を加えると、せっかくの栄養成分が壊れてしまうこと。そのまま飲むか、サラダにドレッシングとしてかけるのがいいでしょう。少し苦味が気になる方もいるようですが、患者さんのなかには、冷たいそばやうどんにかけたり、パンをつけて食べたり工夫して取っている方も。納豆やヨーグルトにかけて、より効果を高めようとする人もいます」

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