“クーラー病”に悩む人が試したい「鎖骨つまみ」の効果とは

「マッサージを受けても症状がよくならない」「肩がパンパンで頭まで痛い」など、がんこな肩こりに悩む人は多い。

 

「スマホ画面を長時間見たり、重いバッグを持ったり、前かがみの姿勢でいることが長いと、肩まわりが圧迫されてこり固まります。老廃物がたまって血流も滞るので、この時期は肩こりに加え、クーラー病による冷えや不眠、むくみにもつながってしまうのです」

 

こう話すのは、理学療法士の𠮷田一也さん。こりの原因は、猫背や眼精疲労からくるもの、筋肉の衰えによる血流やリンパの滞り、さらには更年期障害など、人によってさまざまなタイプがある。

 

「それでも共通するのは、僧帽筋上部線維と鎖骨のまわりの筋肉がかたくなっているということ。ここを指圧すると血流がよくなって気持ちいいのですが、もみ返しがきて頭が痛くなることがあります。ぶり返さないためには、こりを元から解消すること。筋肉を押すのではなく、皮膚をつまみながらほぐすとすっきりしてきます。特に今、冷房にあたりすぎて体調をくずす人が増えています。つらい症状を緩和させるためにも、鎖骨のまわりについている4つの筋肉、『胸鎖乳突筋』『僧帽筋上部線維』『三角筋前部線維』『大胸筋鎖骨部』に注目し、その表面をつまんでいきましょう」(𠮷田さん・以下同)

 

鎖骨の下は、動脈や静脈、太い血管、リンパ、神経などの通り道。ここがガチガチに固まると血液やリンパの流れが悪くなり、老廃物をため込んでしまう。重点的にほぐしていけば、慢性的なこりや頭痛だけでなく、クーラー病の症状ともおさらばできるという。

 

やり方は簡単。筋肉からはがす感じで、皮膚と脂肪をやさしく5秒ほどつまむだけ。位置をずらしながら、鎖骨についている筋肉のエリア全体をほぐしていく。ほぐれてきたら、ストレッチの動きをプラスすると効果が倍増。起床後に行うともっとも効果を感じやすく、また、入浴後に行うと睡眠の質が上がるそうだ。

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