在宅は“ねこ背”の悪化にも…鍼灸師が教える「背中のしつけ方」

長いステイホーム生活から解放されたはいいが、コロナ疲れから「首肩のコリがひどい」「腰痛が増した」という人が続出している。

 

「家にいて座る時間が長くなったことで、首や肩こり、腰やひざ痛がひどくなった、と訴える患者さんが増えました。在宅勤務でパソコンやスマホを長時間見ることで“ねこ背”が悪化したのです。ねこ背のまま過ごすと首や肩こり、腰やひざ痛のほかに、疲れが取れない、自律神経の乱れなどの体調不良も。つらい症状を改善させるためにも、正しいケアをして、1日も早くねこ背を治すことです」

 

そうアドバイスをするのは、『まるい背中は縮めて伸ばす! 魔法のねこ背ストレッチ』(マガジンハウス)の著者で、鍼灸師、日本体育協会公認アスレチックトレーナーの佐藤義人さん。おすすめのねこ背解消法は、胸を張って姿勢を正すのではなく、背中の筋肉を“しつける”こと。

 

「人間の体は5〜7キログラムぐらいの重さの頭を全身の筋肉と骨格でバランスをとって支えていますが、前かがみになると、前に傾いた頭を支えるために首の筋肉と肩に負荷がかかります。これが首・肩こりの原因。背筋を伸ばしてもすぐ元に戻ってしまうのは、正しい姿勢をキープするための筋肉が鍛えられていないため。ここをしっかり動かして鍛えることで正しい姿勢をキープできるのです。これを僕は背中を“しつける”と表現しています」(佐藤さん)

 

効果的に背中をしつける方法は次の3つだ。

 

【1】前身を伸ばす

硬くなった胸、お腹、太ももなどの筋肉を伸ばして、ほぐす。

 

【2】背中を縮める

背中の筋肉、多裂筋、棘下筋を縮めて鍛える。

 

【3】日常動作につなげる

立つ、座る、持ち上げるときの動作を背中が丸くならないように正しい姿勢を意識して行う。

 

この3つの方法“佐藤メソッド”を、毎日、スキマ時間に繰り返し行うと、腕が前に出て肩関節の可動域が狭くなる「巻き肩」や、顔だけ前に出ている「ストレートネック」、背中全体が丸くなる「円背」といったさまざまな種類のねこ背が解消される。

 

「女性自身」2020年7月14日号 掲載

関連カテゴリー: