「若いころは運動なんてしたことなかったのよ。戦争中のバケツリレーくらいだったかしら(笑)」
そう元気に話すのは、タキミカさんこと瀧島未香さん。昭和6年生まれのタキミカさんは日本最高齢フィットネスインストラクターとして活躍中。65歳からトレーニングを始め、87歳でインストラクターデビュー。テレビ番組『スッキリ』(日本テレビ系)や美容雑誌『美ST』に取り上げられ、今いちばん注目されている90歳だ。
90歳と思えないその姿勢や滑舌のよさにはスタッフ一同から驚きの声が。朝3時半起床、1時間ウオーキング、1時間ランニング、30分後ろ向きに歩くというのがいつもの日課。現在、レッスンはオンラインで行っている。
「時間があるとストレッチや筋トレをしているので、自宅でゴロゴロすることもないんです」(タキミカさん・以下同)
元気の秘密は食事にも。
「納豆などの発酵食品、魚か肉、野菜を朝晩に取って、昼食は、午後の運動時に体が重くならないよう、バナナとヤクルトだけですね」
毎年受けている健康診断の結果は良好で、ここ何年も通院はせず、歯もすべて自分の歯だという。
また、昨今のコロナ禍で、より一層健康に気を使っているそう。
「今は外出はランニングや買い物くらい。買うものをメモに書いて、最短時間で済ませています」
さらに、1日3回体温を測り、マスクをして寝るという徹底ぶりだ。
そんなタキミカさんに今後の抱負を聞いてみると……。
「47都道府県を回ってタキミカ体操を伝えて、みんなを元気にしたいです」