■圧力を検知し、満腹度を数値化
まずはベルトの裏、下腹部あたりに圧力センサーをつけて、被験者がおにぎりを2分間に一個ずつ、満腹状態になるまで食べ続けてみた。
「食べたおにぎりの量に比例して、お腹のふくれ具合い(圧力)も強くなっていきました。おにぎりを9個から10個を食べる実験を6、7回は繰り返したでしょうか。その結果、食事の量と、お腹の張り具合が比例することがわかりました」(井上さん)
最年少の犬塚さんは「中2からプログラミングを勉強していましたが、アプリにするのが難しかった」というものの、メンバーの力もあり、見事スマホの画面で満腹度をグラフ化することにも成功。そのグラフをもとに、腹八分に到達したら振動で知らせてくれる仕組みが出来上がったのだった。
食事中、スマホに映し出された満腹度の推移グラフをチェックしておけば“好きなものを食事の最後に食べようと思ったら、先にお腹いっぱいになってしまった”なんて失敗もなくなるはずだ。