非喫煙者の女性に肺がん急増…女性ホルモン関与の可能性と医師
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「74歳の母が先日、肺がんの手術を受けました。市の検診で、たまたま見つかったんです。幸い早期発見でしたが、母はたばこを吸わないので、まさか肺がんになるなんて思ってもいなくて。本当に驚きました」(40代Aさん)

 

女性の肺がんの罹患者は増えている。’18年の新規罹患者は約4万人。死亡者数も急増していて、同年は約2万2,000人が肺がんによって亡くなった。

 

じつは新規罹患者の60〜80%は、Aさんの母のように、たばこを吸わない非喫煙者だという。

 

今年6月に肺がんを罹患していることを公表した女優の広田レオナ(58)も、〈もう何十年もタバコ吸ってないのに肺ガンか…〉とブログで明かしている。

 

肺がんといえば喫煙というイメージが強いが、なぜたばこを吸わない女性に増えているのだろうか。

 

国立がん研究センターがん対策研究所は今年、「非喫煙女性の肺がんは、女性ホルモンの“エストロゲン”が関係している可能性がある」という研究結果を発表した。

 

この研究にたずさわった一人で、がん対策研究所・室長の澤田典絵さんは、こう説明する。

 

「40〜69歳のたばこを吸ったことがない約4万2,000人の女性を21年間追跡した結果、400人が肺がんに罹患。うち305人が“腺がん”というタイプの肺がんでした。アンケート結果を分析したところ、閉経が早い女性(47歳以下)に比べて、遅い女性(51歳以上)のほうが肺腺がんのリスクが1.41倍高く、初潮から閉経までの期間が短い女性(32年以下)と比べて、長い女性(36年以上)のほうが肺腺がんのリスクが1.48倍高いことがわかったのです」

 

出典元:

「女性自身」2021年11月30日・12月7日合併号

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