■「訪問調査」あらかじめ答えを考えておきたいこと
【歩行はできるか】(1−7)
歩行するとき、何かの支えを必要とするか。
【移動や外出の程度】(2−2、2−12)
どの程度の介助があれば移動できるか。外出の頻度はどれくらいか。
【トイレの状況】(2−5、2−6)
排尿や排便時に介助を必要としているか。どの程度必要か。
【衣服の着脱】(2−10、2−11)
上衣やズボンの着脱時に介助を受けているか。どの程度必要か。
【記憶や認知機能の状況】(3−4、3−7など)
少し前のことを覚えているか、自分がいる場所を理解しているか。訪問調査のときだけ正しく答えられることもあるので、家族が日常の状況を把握しておく。
【日常生活は送れているか】(4−4、5−6など)
昼夜は逆転していないか、簡単な調理はできるか。
【会話能力に問題はないか】(4−5、4−15など)
しつこく同じ話をすることはないか、話は支離滅裂ではないか。
※()内は調査票の質問番号。
医師の意見書も、認定に大きく影響する。高齢者は内科や整形外科など複数の主治医がいることが多いが、生活実態をいちばん知っている医師に依頼しよう。
「医師のなかには、意見書をしっかり書き上げてくれる人もいれば、ほとんど白紙のような人もいます。真摯に対応してくれる主治医を見つけておくことが重要です」