水道水で目を洗う、傷はすぐ消毒…はNG!間違いだらけの「昭和の健康常識」19
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■“実はOK!”昭和の常識

 

昭和世代がダメと思い込んでいても、実は健康にいい習慣も。

 

【12】二度寝

「『二度寝はよくない』と子どものときに言われた人は多いでしょう。ですが、朝に5~10分ほど二度寝することで、ストレスから体を守ってくれるホルモン『コルチゾール』の分泌が増え、全身に行き渡り、目覚めがスッキリします」(坪田先生)

 

【13】おしっこを我慢する

「おしっこを我慢すると膀胱炎になる」というのも正しく理解しておきたい。極端な我慢は体によくないが、適切な尿がたまる前に排尿を繰り返すと膀胱が膨らまず、硬くなり、頻尿や尿もれなど尿トラブルを引き起こすこともある。

 

【14】貧乏ゆすり

ネガティブなイメージがある行動にも、意外な健康効果が。

 

「みっともないという印象があるため、『貧乏ゆすりをやめろ』と言われた人もいるでしょう。実際は、貧乏ゆすりは座っている時間が長い現代社会では効果的なストレス解消法。リズミカルな動きが脳をリラックスさせるほかにも、50代女性に多い変形性股関節症の運動療法としても昨今注目されています」(小林教授)

 

【15】ため息

「『幸せが逃げていく』とされるため息は、息を思い切り吐き出すことで瞬時に末梢血管の血流が回復。酸素や栄養が全身に行き渡る効果も。ため息はどんどんついたほうがいいのです」(小林教授)

 

【16】白髪を抜く

「白髪を抜くと増えるので抜いてはダメ」という“常識”には科学的根拠はなく、俗説にすぎない。

 

【17】食後すぐに横になる

「『牛になる』ので、食後すぐに横になってはならない」と子どものころに言われた人も多いだろうが、こちらも健康には悪くはないのだ。

 

「食べたものを消化しているときに動くと栄養分がきちんと吸収できないため、休むのは医学的にはいいんです」(秋津先生・以下同)

 

【18】高齢者が肉を食べる

「肉は消化に悪く、高齢者は食べてはダメ」と思い込んでいる人もいる。これも間違いだ。

 

「高齢者に顕著なのが筋肉の衰え。要介護になるフレイル(虚弱)になるリスクを高めます。高齢者になったら動物性タンパク質をしっかり取るのはいまや常識。とくにアミノ酸の一種の『ロイシン』は、筋肉をつくる重要な働きをします。ロイシンを多く含む鶏肉と豚肉を意識して取りましょう」

 

【19】風邪のときの入浴

「風邪をひいたら入浴してはいけない」という考えも、現在は否定されている。

 

「昔は銭湯を利用する人が多く、湯冷めが怖かったのですが、家に風呂があれば心配はありません。ただし風呂は体力を落としてしまうリスクが。短時間かつぬるま湯での入浴なら問題ないが、長時間に熱いお湯につかって汗を出そうとするのは厳禁です」

 

健康情報をアップデートして、正しい選択をしよう。

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