【1】まばたきを多めにする
「まばたきの回数が少ないと眼が乾燥し、紫外線を通しやすくなります。一方、まばたきを多めにすると角膜がうるおい、紫外線をカットしてくれるのです」
【2】コンタクトレンズはUVカット成分配合のものを
「近年は多くのコンタクトレンズにUVカット成分が配合されており、眼に紫外線が直接入ることを防げます。コンタクトレンズを装着している人は、現在使用しているものに成分が含まれているかあらためて確認してみましょう」
【3】サングラスは色よりも紫外線透過率が重要
「サングラスはレンズの色が濃いものを選べば紫外線カット効果が高いと誤解しがちですが、レンズの色と紫外線カット率は関係ないので“紫外線透過率”の表示を確認して選びましょう。
愛用のモノをやみくもにかけるのは危険。人の眼は暗くなると瞳孔が開いてしまうため、紫外線カット効果のない濃い色のサングラスをかけると、紫外線をより多く取り入れてしまうことになります」
ファッション性で選んだ愛用のサングラスは、いまいちど機能を確認してみよう。
【4】10時から14時の外出には要注意!
「1日のなかでもっとも紫外線量が多い時間帯である10時から14時の外出は特に注意が必要です」
サングラスだけでは紫外線が入り込む隙があるので、つばの広い帽子や日傘など、前後からもしっかりガードしよう。また、曇りの日でも、紫外線は地上に届いているので油断は禁物だ。
【5】太陽を浴びた! と思ったら目薬をさす
「肌同様、うるおいを補給することでダメージをある程度軽減できます。涙液などの成分の目薬を携帯して、こまめにさすのがよいでしょう」
最近はUVケアをうたった眼薬も多種出ているのでチェックしてみよう。
最後に、鈴木先生からこんなアドバイスも。
「眼から入る紫外線が脳に伝達されるとメラノサイト刺激ホルモンが分泌され、メラニン色素を増やす作用が働き、肌のシミやシワなどのダメージにもつながります。美容のためにも眼の紫外線対策は怠ってはいけません」
眼の日焼け対策で、眼も肌も若々しさをキープしよう!