■はちみつと黒コショウで最強の風邪予防レシピが完成
はちみつも黒コショウも飲み物やスープに入れたり、ドレッシングの材料として混ぜたり、カレーに入れたりなど、手軽に使える。そこで、国際医療スペシャリストでメディカルハーブ調合師の森田知恵さんが、はちみつと黒コショウを使ったレシピを紹介してくれた。
「はちみつと黒コショウは、それぞれとても優秀な食材ですが、一緒に食べても相性がよく、紅茶やスープに入れるとスパイスの効いたドリンクになります。飲むと体がぽかぽか温まりますよ」
ただ、一点注意が必要なのが、はちみつには約180種類の栄養成分が含まれており、酵素や一部のビタミンは熱に弱く、60度以上に加熱すると栄養成分が失われてしまうことだ。
「スープや飲み物は60度以下に冷ましてからはちみつを混ぜてください。できればはちみつを加熱せず、そのまま食べるのがおすすめです」(森田さん)
【1】はちみつ黒コショウ紅茶
<1人分>
紅茶 150ml
A
はちみつ 大さじ1
黒コショウ 少々
片栗粉 小さじ1/2
カップにAの材料を入れ、温かい紅茶を注ぐ。片栗粉を入れることでとろみがつき、体を温める効果が持続する。
【2】はちみつ黒コショウペースト
<1人分>
はちみつ 1カップ
黒コショウ 小さじ2
ターメリック 大さじ1
ココナッツオイル 大さじ1
保存容器にすべての材料を入れて混ぜておく。トーストにかけたり、お餅に塗ったり、ヨーグルトにかけて食べる。
【3】はちみつコーンスープ
<1人分>
市販のコーンスープ 1カップ分
はちみつ 大さじ1
黒コショウ 小さじ1/2
コーンスープにはちみつと黒コショウを混ぜると、コーンスープの栄養吸収力がアップ。
【4】サラダチキンレタス巻き はちみつ黒コショウディップ
<2人分>
市販のサラダチキン 1/2(50g)
レタス 2~4枚
カイワレ大根 お好みの量
A
はちみつ 大さじ2
黒コショウ 小さじ1と1/2
あらびきマスタード 大さじ1
Aの材料を混ぜておき、サラダチキンを7mmくらいの厚さに切って、かいわれと共にレタスで巻いてAにディップして食べる。はちみつ、マスタード、鶏肉の組み合わせで疲労回復効果3倍に。
ペーストは、作り置きができる一品。お好みでシナモンやジンジャーパウダーを加えるとさらに健康効果がアップする。トーストや焼いたお餅に塗ったり、ヨーグルトにかけたり、風邪の予防のためにも毎日取り入れてほしいが、風邪のひき始めの食欲のないときには、特に取り入れたい。サラダチキンレタス巻きも、手軽に作れる一品。風邪予防にはタンパク質もしっかりと。
家庭で常備している食品を賢く使って、この冬も元気に過ごそう。