「がんの再発」に備える保険リスト9 55歳・月額1463円から加入可能な商品も!
画像を見る 【リスト】知っておきたい!がん再発に備える保険9

 

■入院、手術から6カ月しか経ってなくても入れる保険がある

 

MICIN(マイシン)少額短期保険が販売する「乳がん・子宮がん・卵巣がん経験者専用がん保険」は、がんの手術から6カ月経過すれば加入可能。契約前に罹患していたがんとは関係ない、新たに生じたがんと診断されたら「がん診断給付金」80万円が受け取れる。保険料は、契約前にかかったがんの種類やステージ、死亡保険金と高度障害保険金の有無で変わるが、乳がんでステージ1、50~54歳の人は月額2千555円と安価だ。

 

「加入した時点の保険料が一生涯続く終身か、保険期間が一定で更新時に値上がりする定期かを確かめましょう。マイシンのがん保険は、5年刻みで保険料が上がっていく仕組み。50?54歳の保険料が生涯続くわけではないので、必ず加入の条件を確認しましょう」

 

また、厚生労働省の「令和2年患者調査」によると、がん治療に要した平均入院日数は約19.6日と短くなっている。1日入院すると5千円支払われる「入院給付金」タイプより、「通院給付金」が受け取れる保険に加入すると安心だ。

 

「最近は、通院しなから抗がん剤やホルモン剤治療を受けるというケースが主流。1カ月の医療費が高額になったら『高額療養費制度』が使えますが、限度額を超えない数万円の治療費でも、何カ月も続くとかなりの負担に。通院で受け取れる通院給付金やがん診断給付金、抗がん剤やホルモン剤治療への給付金が出る保険を探す方法も」

 

気をつける点は、少額短期保険事業者との保険契約は税務上、控除の対象にはならないことだ。「がん保険」に入る前にやっておくべきことは、現在貯蓄がどれだけ残っているのかを確認すること。住宅ローンなどの残債を差し引き、病気の治療のために今使えるお金を把握して、少ないと思ったら加入を検討しよう。

 

「使用頻度の低い動画配信サービスなどのサブスクを2つぐらい解約すれば、保険料は捻出できます。また、子どもが大学を卒業していれば、夫の死亡保障も高額なタイプのものは不要です。夫の死亡に備えるよりも、ご自身のがんの再発のほうが早いかもしれないので、夫婦で話し合ったうえで、保険に入り直すといいでしょう」

 

がんの5年生存率が上がったとはいえ、再発により闘病が続くケースも多い。50代後半以降は、夫が定年退職を迎えるなどで世帯収入も減るだろう。いざというときに慌てないよう、元気なうちにがん経験があるからこそわかる出費に備えて、安心を手に入れよう。

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