「’14年の『第7回 男女の生活と意識に関する調査』で、夫婦間のセックスレスの割合は44.6%。セックスレスとは『一緒に暮らしているのに1カ月セックスがない状態』を指します。理由や原因はさまざまですが、男性に原因がある場合は、付き合い当初からわかることも」
そう教えてくれたのは、’06年から1,000件以上の既婚・未婚カップルの恋愛・結婚・セックスに関連した悩みへのアドバイスを行ってきた西郷理恵子さん。
「セックスレスになると、女性は『私が悪いのでは』と自分を責めがちですが、そんなことはありません。セックスは必ず相手のいることなので、自分だけが努力しても、パートナーが協力してくれなければ解消できません。そして、最初から“レスになりやすい”タイプというのは一定数いるんです」
女性側の対応にかかわらずレスになりやすい男、略して“レス男”の特徴は次の通り。3個以上当てはまれば、将来的にレスになる可能性は高い。すでにレスな夫婦でも、その原因は夫の元からの性質によるものが大きかったということだ。
【コミュ力が低い】セックスはコミュニケーションのひとつで、必ず相手のいること。話し合いができない男はNG!
【そもそも性欲があまりない】一緒に住んでいても1週間で1回もセックスしない、交際1年以内のお泊まりデートでもしない場合。
【薬指よりも人指し指のほうが長い】生物学的に、薬指より人さし指が長い人は男性ホルモンが弱いといわれている。
【仕事が忙しすぎる】家にいる時間がなかったり、いつも疲れている男は物理的にレスになる可能性が高い。
【潔癖性】自分以外の人に触れたがらないため、スキンシップが少なくなる。
【自分勝手で子どもっぽい】ワガママで他人に興味がないため、前戯がない、ヘタ、配慮がない。女性側がイヤになることも。
【ナルシスト】自分にしかわからない強いこだわりがあり、女性に対して注文が多い。
【肥満、高血圧など不健康】運動をしようという意欲がなかったり、ジャンクフードを好む男性はED予備軍。
【だらしなく、オシャレに無関心】「男と女であり続けよう」としない男性は、自分にも相手にも性的魅力がないのを許しがち。
【真性包茎】亀頭が露出せず皮をかぶっているため、感度が弱く、セックスに消極的になる傾向がある。
どのタイプであっても、レスになるかならないかを決定づけるのは「パートナー間の会話」だと語る西郷さん。
「セックスは大切な人とのコミュニケーションの一つだということを忘れないでください。話し合いができ、セックスしたいという気持ちが合意すれば、レスは半分以上、解決したようなものなんです。どんなセックスをしたいのかを相手に伝え、相手の希望もゆっくり聞けば、新しい喜びに出合えるはずですよ」