image

 

《元カレとはLINEでつながっていて、ときどき田舎の母の様子を見てくれます。とても仲よしだったので、また連絡が取り合えてうれしい》(100人アンケートより)

 

“昔のオトコ”を心の支えにする40代以上の女性が増えている−−。そんな話を耳にした本誌では、40〜50代の読者100人にアンケート調査を実施。リアルな声を探ってみたところ……。

 

『元カレ、元夫、元同級生などで、今も仲よくしている男性はいますか?』という質問に、なんと半数以上の52人が「いる」と回答。しかも、そのうち22人が、仲よくしているという“昔のオトコ”は、元カレであることが判明した!

 

なぜ増えているのだろう?そのヒントが「再会したきっかけ」の回答から見えてくる。「同窓会」(10人)とともに、前出の回答にもある「FacebookやLINEなどSNS」(10人)と答えた人が思いのほか多いことに注目したい。“運命の再会”が容易になった今、昔のオトコと“つながる”女性は、これからも増えていくだろう。

 

元カレや元夫と再び“つながり”を深めているover40の女性たち。さらに取材を進めてみると、今の自分を認め、支え、高めてくれる存在として、ある意味“活用”していることもわかってきた。そのいくつかを紹介しよう。

 

【ケース1】元カレとのトキメキが女子力をアップさせる

 

大学時代に交際していた元カレを“相談所”にしていると笑みをみせるのは、広告会社に勤める佐々木由紀子さん(48・既婚)

 

「学生時代の仲間との飲み会で再会した元カレは、今は弁護士。夫がいる私は、もちろんヨリを戻すつもりはないけれど、仕事で必要な法務についての相談と言いながら、1カ月に1度、一緒に食事をしています。主人には内緒で会っていることが、ちょっと後ろめたい気がするのは、少しトキめいてしまっているからなのかも。“相談所”に出かけるために、新しいワンピースを買ったり、化粧品を変えてみたり……。娘から『最近若くなったね』と言われてドキッとしたことも。家では『ママ』と呼ばれていますが、元カレから『ゆっこ』と学生時代のあだ名で呼ばれると、女性ホルモンがアップする気さえします」

 

【ケース2】元カレとの思い出話が明日へのパワーになる

 

「今は遠い親戚みたいな感じです」と、元カレについて語るのは、大塚由美さん(45・独身)。北陸にあるスキー場でインストラクターをしていた元カレと23歳から4年間交際。「嫁に来てほしい」とプロポーズもされたが、都内で営む家業を優先し、別々の道を進むことに−−。

 

「交際しているときから、カレの実家の野菜や米を買っていました。別れてからもずっと新米のおいしさが忘れられず、最近になって購入を再開。オーダーするついでに、電話で仕事や人間関係の悩みを一方的に話しています。『本当は結婚するはずだったのにね〜』と冗談を言い合いながらも、2児のお父さんになった元カレにすっかり頼っている状態。思い出話に花を咲かせて、甘酸っぱい気持ちになりますが、それが“明日から頑張ろう”というパワーに変わるから不思議です」

 

【ケース3】元カレの言葉は疲れた心に潤いをもたらしてくれる

 

マスコミ業界で働く望月弓子さん(50・独身)は、元カレだけには、女友達に言えないような愚痴をこぼしているという。

 

「10年間付き合っていたカレと別れたのは、40歳になる直前。これからの人生も一緒にと思っていた矢先に、彼は夢をかなえるためにアメリカへ。当時、やりがいのある仕事をしていた私は、会社を辞めたくなくて、別れを告げることにしました。40代で1人になるのはとても心細かったけど、別れ際に元カレが『いつでも心の支えになるよ』と言ってくれたのが強い励みになっています。その後も新しい出会いはありましたが、自分のことを一から説明するのが億劫で。私の嗜好や考え、弱さ、甘えん坊の性格まで元カレはわかっているから本音も言いやすい。メールでやり取りしているカレからの“大丈夫だよ”という言葉は、仕事で疲れた心身に潤いを与えてくれる“美容液”のようなものです」

 

最近お疲れ気味の人生に、ハリや潤い、艶を与えてくれる“昔のオトコ活用術”−−あなたも実践してみる?

関連カテゴリー:
関連タグ: