企業のコストカットのコンサルタント・坂口孝則さんが、そのコスト削減術を家庭に応用させた著書『レシートを捨てるバカ、ポイントを貯めるアホ』(朝日新書)が話題になっている。
「企業も家庭もやみくもに節約を唱えても成功しません。成功させるにはきちんとした手順があるんです」という坂口さんに、家族と協力して家計をコストカットする8つの方法を教えてもらった。
【1】家族でモノの所有権をはっきりさせる
「冷蔵庫のなかのモノも誰が食べるのかわからないと不要かどうか判断できません。それを明確にして、不必要なら次から買わない選択を」
【2】家計簿の支出は、誰の支出かまでメモしておく
「家計における支出のバランスは節約に不可欠です」
【3】買い物の前に、家族にLINEで相談する
「『これを○円で買うよ』と報告。『ダメ』と言われたら自制します。家庭にも経理部を作る発想です」
【4】ネットオークションや大きな買い物は、選ぶ人と買う人を別にする
これも、購入部門と支払部門を分けることで、その価格が家庭にとって適正か判断するため。
【5】家族で同じ商品を共用する
浴室に家族の数だけシャンプーがある、ドライヤーも別といった場合も多いが、統一するのが節約の原則。
【6】モノをきれいに使う
【7】家族全員で散歩をする
「思いがけない出費が医療費。家族でお互い、体調をチェックするには散歩するのが効果的。
【8】連休は図書館を利用する
「図書館は冷暖房完備で過ごしやすく、老若男女がそれぞれに楽しめる空間。連休は遠出せず、みんなで図書館へ」
家族で協力して共有物を増やすことで、家族の絆も強まるはず。