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2025年には全国の65歳以上の高齢者の5人に1人が認知症になると、厚生労働省は推定している。いかに“ボケない”で生きるか……。そのヒントを得るために、今回、2人の名医に登場してもらった。2人に共通するのは、65歳以上でも現役で働いていること。そして、認知症予防のためのユニークな生活習慣を実践していることだ。

 

まずは“神の手を持つ”といわれる脳神経外科医の福島孝徳・デューク大学教授(73)にボケない秘訣を伺うと−−。

 

【習慣1】野菜は生でバリバリ

今でも世界中で年間600件以上の手術を行っている福島教授。そのパワーの源はワイルドな食生活にある。

 

「調理をすればビタミン類が溶け出すから、野菜は生がいちばん。朝食はきゅうり、にんじん、トマト、セロリを丸ごと食べるだけ。過剰摂取が問題視されている糖分や塩分、脂質を控えるためドレッシングやマヨネーズはつけずにバリバリと。その食感も脳を刺激してくれるんです」

 

また食べすぎも寿命を縮めると、食事は“腹七分目”に抑えているそうだ。

 

【習慣2】休みの日を作らない

多忙な生活を続ける福島教授の信条は“1週間8日働く”ことだという。

 

「土日、お盆、正月も休みません。一生懸命仕事をするのが生きる源。仕事の合間に掃除、炊事、洗濯も楽しみを見つけながらやるから“遅寝早起き”の生活ですね」

 

自分の仕事に誇りを持ち続けることが“現役”を続けられる秘訣なのかも。

 

次に登場するのは紫外線対策と美肌研究の第一人者、神戸大学名誉教授で「再生未来クリニック神戸」の市橋正光院長(76)。

 

【習慣3】階段があったらラッキーと思う

市橋先生は、毎日職場まで往復7キロの道のりを歩いている。

 

「脚の筋肉に喜んでもらうためには、まず歩くこと。階段を見たら『ありがたい』と思っています。駅で10〜15分の電車の待ち時間ができても時間の無駄とは思わずにホームを歩いて運動しています」

 

歩くスピードは大股でうっすら汗が出るくらいがベスト。

 

「階段の段数を数えたり、標識をしっかり読んだり、歩きながら脳を鍛えることも忘れてはいませんよ(笑)」

 

【習慣4】紫外線を避けて日陰を歩く

さらにふだんのウオーキングでも日焼け止めクリーム、日傘、長つば帽子など紫外線対策を完璧にすると市橋先生。

 

「遠回りしてでも、日陰の多いコースを歩き、信号待ちも街路樹の陰に隠れています」

 

紫外線と認知症にはどんな関係があるのだろうか。

 

「紫外線を浴びすぎることでおこるシワやシミなどの肌の老化を光老化といいますが、自覚することで『こんな年をとった』と精神的にもマイナスに。自信がゆらぎ、家に閉じこもりがちになり、認知症になりやすくなります」

 

名医を見習いボケを遠ざける習慣を身につけよう!