5月17日抽せんのロト7で、キャリーオーバー分を合わせ1等8億円が3口出るという奇跡が起きた。しかも、そのうち2口が香川県観音寺市にある『観音寺CC』で販売されたもの。まさか、一人で2口16億円を当てた人がいるのか? さっそくJR観音寺駅商店街にある売り場を直撃した。
「今回の大当りが独り占めなのか、偶然2人が同じ番号を買ったのか、売り場には記録がないので、本当にわからないんですよ。でも、キャリーオーバーの金額が増えるにしたがって、より高額当せんをと、同じ番号を2口買いする人が何人かいましたね」(販売員・大崎千恵さん)
やはり16億円を独り占めした人はいるのか……。ただ購入者の約半分がクイックピックだったとのことなので、全く別の人に当っている可能性も否定できない。
「1年ほど前、愛媛県四国中央市で出た3億円の当せん者も観音寺市の人だとか。こんなにも大当たりが続くのは“銭形砂絵”のおかげだろうと地元では盛り上がっていますよ」(販売員・大西美恵子さん)
銭形砂絵とは江戸時代、丸亀藩主が突然巡視にくることになった際、なにも見てもらうものがないと困った古老たちの知恵で、砂浜に当時の通貨・寛永通宝の巨大な立体砂絵を描いて、藩主を喜ばせたのが起源と伝わる。「“寛通”を見れば、お金に不自由しない」といわれる地元のパワースポットなのだ。
「売り場そばを流れる財田川はお金に縁のある名前。また観音寺の地名の由来ともなっている四国霊場69番・観音寺は68番・神恵院と同じ敷地内にある一寺二霊場で、霊験あらたか。この3つの強力なパワスポが16億円をもたらしてくれたと、信じています」(塩尻秀治店長)