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宝くじが当たる売り場には、なぜかお金にまつわる不思議なドラマがある。そんな裏話を「サマージャンボ」1等当せん売り場とともにお届け!

 

「『女性自身』さんのおかげで、すごいことが起きました!」

 

こう話してくれたのは、東京都「西銀座チャンスセンター」の江口英敏店長。8月20日、サマージャンボ1等・前後賞合わせて7億円の抽せんが行われ、全ての当せん売り場が判明した。全国14の売り場から計15本。そのなかでもっとも幸運な売り場といえるのが「西銀座チャンスセンター」だ。

 

「7月に芝大神宮での当せん祈願について取材してもらったことをきっかけに、今回のサマーでは、これまで店内に祀っていた芝大神宮のお札を店頭に置くことにしたんです。それをお客さんに触ってもらっていたら、全国で唯一、1等7億円が2本も出ました」(江口店長)

 

本誌8月1日号では、サマージャンボ特集として全国の「宝くじが当せんする神社」を紹介した。東京都港区の芝大神宮は江戸時代、宝くじのルーツといわれる“富くじ”の当せん祈願の名所とされた由緒ある神社。ここでいつも当せん祈願しているのが「西銀座チャンスセンター」なのだ。

 

「今回は宮司さんから、販売する前にしょうがあめを口にすると邪気払いになると教わり、販売員それぞれが実行していました」(同前)

 

いっぽう昨年の年末以降ジャンボ4連続1等と、絶好調の愛知県「名駅前チャンスセンター」にも驚きの当せん祈願秘話が!

 

「昨年はなかなか1等が出ず、一念発起。店頭で神社に祝詞をあげていただこうと思い立ったんです。売り場の近くに“白龍さん”で親しまれる白龍神社があるのですが、龍は金運の使いと聞き、ここしかない! と。昨年年末発売日の朝に売り場に神職の方に来ていただき、当せん祈願を。それから4つのジャンボで連続1等、計29億円。本当に夢のようです」(井筒弘店長)

 

大阪府で唯一の7億円売り場となったのが「夢ステーションなんばウォーク東店」。本誌が以前「日本一の富士山にあやかるおめでたい名前」と紹介した富士濱真紀さんがいる売り場だ。

 

「先日、スクラッチ10枚を買ってその場で削った40代の男性が1等1000万円を当てたんです。本人は驚いて固まってしまって(笑)。これは大当たりが出る前触れと思ったら本当でした」(富士濱さん)

 

売り場からは’15年サマーでも1等7億円が出ている。

 

「それまでなかなか億が出なくて、販売担当の男性社員が金という名前にあやかりたいと京都の御金神社に当せん祈願に行ったんです。そうしたら7億円。今度もお礼参りに行ってきます」(同前)

 

最後は北海道「篠路はまなす宝くじハウス」。札幌市郊外の篠路通り沿いで、にぎやかなイラストの看板が特徴だ。

 

「車で通った人に関心を持ってもらえるようにという女房のアイデアです」

 

そう語るのは、社長の志賀守芳さん。26年前、妻の一枝さんと2人で始めた売り場。なかなか大きな当たりが出ず、苦労しているさなか、10年前に一枝さんは61歳で他界した。

 

「ジャンボ前には必ず近くの篠路神社に参拝して“今度こそ1等を”と天国の女房に誓ってきました。くしくも今年8月で亡くなって丸10年。きっと女房が今後もなんとか店がやっていけるようにと、大当たりを届けてくれたような気がします」(同前)

 

次回は今年からハロウィンジャンボ(旧オータム)と名称が変わり、10月11日に発売。今回、売り場が1等を授かった寺社の御利益にあなたもあずかってみてはいかが?

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