建築のプロが指摘「購入避けたいタワーマンション」見極め術

「東日本大震災後も東雲や豊洲といった湾岸エリアのタワーマンションは、250戸が発売当日に即完売するという人気の高さを誇っています」

そう語るのは、住宅コンサルタントでありアネシスプランニング代表取締役・寺岡孝さん。即日完売となったタワーマンションでは震災時に液状化がほとんどなく、そのうえで震災後の耐震対策が徹底されている。また、新たな震災が発生しても、インフラが整うまでの数日をしっかりタワー内でしのげるよう設備設置や設計が配慮されているそうだ。

そんな人気のタワーマンションだが、寺岡さんによれば購入を避けるべき物件もなかにはあるという。では、タワーマンションを購入する際の具体的な注意点、見極め方とはなにか。寺岡さんに教えてもらった。

「もし、中古物件を購入するならば極力2000年5月までに建てられた物件は選ばないように注意してください。なぜなら建築基準法による”長周期地震への配慮”を求められる法改正があったのは、同年6月以降だからです」

なぜか売れ残っている物件にも要注意。そこには何らかの理由があると考えられるからだ。また、ほとんどのタワーマンションは着工から完成までに2年ほどかかる。その間に経済状況が変わったり、何らかの災害が発生することも考えられるので、解約したときのことも頭に入れた、慎重な契約が大事だと寺岡さんは話す。

「契約までしてやめてしまう場合、支払っていた手付金を放棄すれば法律上、不動産売買契約は解約できますが、高い手付金を支払っていたのではなかなかあきらめられません。購入するなら手付金はあくまでも持ち出しを少なくして契約を締結しておくといいですよ。理想は100万円くらいでしょう」

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