今年の春、リケジョ(理系女子)の内定率が上昇したことで、女子の就職率が男子を5年ぶりに上回るほどの勢いを見せた。特に、国家資格に結び付く薬学や看護といった医療系学部で就職率の高さが際立つ。出身大学別のリケジョ就職率ランキング・ベスト10(大学通信調べ)は次の通りだ。

 

【1位】私立・群馬パース大学・保健科学部/就職率100%

【2位】私立・甲南女子大学・看護リハビリテーション学部/就職率99.4%

【3位】私立・京都薬科大学・薬学部/就職率98.9%

【4位】私立・神戸薬科大学・薬学部/就職率98.8%

【5位】私立・東北薬科大学・薬学部/就職率98.6%

【5位】私立・武蔵野大学・薬学部/就職率98.6%

【7位】私立・愛知学院大学・薬学部/就職率98.5%

【7位】私立・摂南大学・薬学部/就職率98.5%

【9位】国立・岡山大学・環境理工学部/就職率98.4%

【9位】私立・東京薬科大学・薬学部/就職率98.4%

 

理系大の就職率ランキングを見てみると、トップは「群馬パース大学・保健科学部」で就職率は100%!同大学は今年、第3の学科としてエンブリオロジストや鑑識などのスペシャリストに導く検査技術学科を新設した。

 

2位の「甲南女子大学・看護リハビリテーション学部」は’07年に設立され、理学療法学科は日本の私立の女子大で初めて開設された。女子特有の理学療法の研究を進めており、高い就職率はリケジョの理学療法士が評価された結果だろう。

 

3位から医療系の薬学部が目立つなかランクインした「岡山大学・環境理工学部」は、環境や国土づくりを広く学べる国立大学初の環境系学部。そのため、環境理工学の幅広い知識を身に付けたゼネラリストとしてひっぱりだこの様子だ。

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