木村カエラのアルバム『Sync』やAKB48のシングル『永遠プレッシャー』のCDジャケット、三越伊勢丹や渋谷ヒカリエの宣伝広告、’13年には「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク東京」など数々の有名アーティストや企業のアートディレクションを手がけ、’14年11月には自身初の個展を実現した注目の若きアートディレクター、吉田ユニ(34)に迫る。

 

「生み出す作品は華やかに見えるけど、実際の作業は徹夜続きの日もあったりして、ものすごく地味でハード。ただ、『私じゃなくても成り立つような作品にはしたくない』っていう気持ちはあります」(吉田・以下同)

 

女子美術大学を卒業後、資生堂「TSUBAKI」の広告デザインを手がけたことでも知られる大貫卓也氏に師事。同氏のデザイン事務所に就職し、その後、独立。

 

「大学時代の広告の授業がきっかけで、広告デザインの仕事に興味をもつようになりました。広告デザインはいろいろな制約がある中で、多くのスタッフたちと着地ポイントを見つけて、どれだけ広告として相手にメッセージを伝えられるかがおもしろいです。事務所では『実際に商品が動くことを考えて細部まで落とし込むことが大事』と学びました」

 

多忙をきわめる吉田のリフレッシュ方法を聞くとーー。

 

「トランプをやるときが唯一無心になれるので友達を集めて勝負しますね。負けず嫌いなので勝つまでやりたい(笑)」

 

吉田が“伝える”ことで大事にしていることとは。

 

「全てをクリアにすること。皆の意見を飲みつつ針の穴のような最良の点を見つける感覚で、バランスを取りながら誰も想像ができないような作品が作れるよう心がけてます。将来は海外と日本の両方で活動してみたい」

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