画像を見る

安売りでも、すぐに手を出してはいけない。家電にもそれぞれ底値の時期があるそう。旧モデルなら半額程度に下がる場合もあるので、見逃せません!

 

「『家電は壊れたタイミングで買う』『欲しいと思ったときに買う』という人が多いですが、それでは損をすることも。使用年数や状況を見ながら、型落ちとなる旧モデルをシーズンオフに買うのがベスト。ピーク時の半額程度で購入できる場合も多いのです」

 

そう話すのは、生活経済ジャーナリストの柏木理佳さん。安く買いたい人は、それぞれの商品の安い時期を、種類別にチェックすればいいという。

 

「基本的な考え方は、特別なこだわりがなければ、旧モデルを購入すること。ほとんどが新モデル発売後1カ月から値崩れを起こし、シーズンオフや、次のモデルが出る直前などが底値になることが多いです」(柏木さん・以下同)

 

各商品のお買いどき時期について、柏木さんが解説してくれた。

 

【ロボット掃除機(日本製)】5月~7月、12月

 

「ロボット掃除機市場は急速に拡大し、ニーズが高まっているため、年末商戦の目玉商品として各店で安売りしています。10万円以上する商品も、型落ちしたセール品となれば2万~3万円に。人気のダイソン製品も、冬に底値を期待できます。日本製の新製品発売は8月から11月が多い。年末や、花粉や埃の多い春を過ぎた6月から7月くらいに、旧モデルが底値となりそうです」

 

【8Kテレビ】’19年1月以降

 

「通常、テレビが安くなるのはワールドカップ、甲子園などのスポーツイベント後からですが、現在のテレビ市場は、’20年の東京オリンピックにかけて大いに盛り上がり、値下げ率は低いでしょう。さすがにオリンピック後まで待てないという人は、’19年1月以降に狙ってみましょう。『4K放送8K放送』が今年12月に開始されますが、その1カ月後には、多少、消費者の購入熱が落ち着くかもしれません」

 

【4Kテレビ】9月以降

 

「昨年末に8Kテレビが新発売されて以降、4Kテレビは下落しています。『4K放送8K放送』開始後の来年1月以降に値下がる見方もありますが、8Kほどではないでしょう。急ぎたい人は、甲子園が終わってテレビ需要が落ち着く9月以降といったところでしょうか。ただし4Kテレビの激安品の中には、新たな4K放送を見るために、外付けチューナーを別途購入しなければならないタイプもあるので、注意してください」

 

【パソコン】7月~8月、12月、’19年3月~4月

 

「新型モデル発売は1月、5月から6月、9月から10月の3回。その直前に旧モデルが底値になります。新製品に比べて処理能力、メモリーが劣っていたとしても、通常、家庭で使用する場合に不具合はないはずです」

 

【プリンター】10月~’19年8月

 

「現在、プリンターそのものは5,000円ほどから。ランニングコスト重視で消耗品のインクのほうが高いため、今後もハードの低価格路線は続くでしょう。旧式になっても値崩れはさほど大きくないため、『新製品が発売される9月には買わない』ことだけを覚えておくといいでしょう」

 

【スマホ】4月、10月

 

「各社、毎年夏モデル、冬モデルを売り出しています。昨年の場合は、冬モデルが出たあと、ドコモは4月から値下げを始めていました。スマホの場合、前モデルが“売り切れご免”となることも多いので、1年も待つ必要はありません。狙い目は新モデル発売の半年前後でしょう。人気のiPhone8の発売後、すでにドコモはiPhone7を1万円で販売していました。

 

値崩れしやすい家電。購入時期を間違えず、お得な買い物をしよう!

【関連画像】

関連カテゴリー:
関連タグ: