今年の年末ジャンボもいよいよ12月21日まで! 年末ジャンボ必勝情報では独走中の本誌が、ダメ押しでお伝えするのは、奇跡の販売員の存在。「億招き」の極意を実践して、売り場へ急げ!
「今年のハロウィンジャンボの抽せん日の翌日。売り場に60代の夫婦が『これ、当たっとる?』とくじ10枚を手に窓口に。見ると、まさに1等の当たりくじ。震えながら、いちばん先に『これ、どこで買いました?』と聞くと、『ここで買ったからここへ持ってきた』と言うではないですか。天にも昇る気持ちでした」
こう話すのは、長崎県長崎市「東長崎イオンチャンスセンター」の販売員・川嶋眞紀子さん(62)。
「じつは私、これまで配属になった長崎市内の5つの売り場全部でジャンボ億が出てるんです。だからここからも出ると信じてました」
川嶋さんが宝くじ販売員になったのは’95年4月。
「販売の仕事は生まれて初めて。最初に配属された『長崎駅前チャンスセンター』(長崎市)では、とにかく無我夢中でした」
彼女が入店してわずか8カ月後、この売り場から年末ジャンボで1等が出る。当時の1等賞金は前後賞を合わせ、1億3,000万円。新人だった彼女は「これがビギナーズラックか」と思ったそうだ。
翌年、彼女は「市役所前チャンスセンター」(長崎市・現在は閉店)に異動になる。
「目立たない売り場でお客さんの数も数えるほど(笑)」
少ないお客さんでも彼女には大切なお客さん。なんとか億を当ててもらいたいと、彼女が始めたのが毎日、販売員用の連絡ノートの末尾に招き猫を描くことだった。
「ほかに自分の気持ちを込める手段が見つからなかったので、ひたすら毎日描きました。そうしたら、’01年のグリーンジャンボで1等2億円が出たんですよ」
そのときのグリーンで販売したのはわずか6,000枚。「あんなところから出るなんてありえない」と宝くじ関係者が漏らすほどの奇跡に、彼女は「これは手描きの招き猫の御利益だ」と確信したとか。
彼女の億招き人生はまだまだ続く。次の「長崎ミスターマックスチャンスセンター」(長崎市)では在籍時にこそ出なかったが、異動した半年後の’09年年末で1等3億円が出て「川嶋さんの置き土産」と、語り草となった。
そして異動先の「ゆめタウン夢彩都チャンスセンター」(長崎市)では、翌’10年に年末1等3億円が出たのだ。
そんな川嶋さんの転機は2年前。60歳になった彼女は従来なら定年を迎えるはずだった。
「それが急に定年延長の制度が新設され、1年ごとの更新で最長65歳まで働けることに。当然“億招きスイッチ”が改めて入りました」
すると’17年サマーミニ1等1億円2本、計2億円。そして’18年春、いまの売り場にやってきた彼女は、ハロウィンで1等5億円の新たな記録を打ち立てたわけだ。彼女に億招きの極意を尋ねると……。
「当たらないという人には、たとえばすごいゾロ目とか、人が当たらないと思う番号をあえて買ってみるのもおすすめです。実際、『市役所チャンスセンター』でこの変な番号狙いで、大当たりした常連さんがいました。それから、やっぱり大安に買って当てた人は多いです。今年の年末ジャンボは12月19日が最後の大安。ねらい目です」