写真:和歌山県「新宮イオンチャンスセンター」 画像を見る

今年も1等・前後賞合わせて5億円のハロウィンジャンボが発売中(10月18日まで)。今回、本誌が注目したのはさまざまなアイデアで、ひときわ目を引くド派手売り場。じつはいま、全国のド派手売り場から1等が続出しているのだ。さっそく、その億招きの秘訣を紹介していこう。

 

埼玉県「大宮西口DOMチャンスセンター」は’83年オープン以来、ジャンボ億総額90億円と、埼玉一の実績を誇る。ここはジャンボ発売中、大横断幕+金の巨大招き猫+太鼓が通行人の目を引く。

 

「太鼓は店名のDOMからドンドン億が出るように設置しました。“おおあたり”の文字数にちなんで『5回たたくと神様に届く』といわれています」(江口英敏店長)

 

仙台市内の大型倉庫が立ち並ぶエリアにあって、’14年、’15年連続年末1等、’18年にはロト6でも1等6億円が出ている宮城県「卸商 団地チャンスセンター」。地味な倉庫街で、そのド派手さは際立っている。

 

「’18年に売り場改修工事を行い、大看板を設置したところ、ロトで6億円。神様の目にとまったと実感しました。(宮川隆史店長)

 

もうひとつ売り場で目立つのが、猫のみーちゃんの人形。

 

「事務所スタッフが、自分の家の飼い猫のみーちゃんの写真を売り場に飾ったところ、億がどんどん出始めて。そこで写真ではなく、人形を作って、売り場に設置しました。ハロウィン発売中は魔法使いの衣装に変身。デカ看板とみーちゃんパワーの合わせ技で、億招きしています」(宮川店長)

 

招き猫といえば、和歌山県「新宮イオンチャンスセンター」の巨大招き猫グーちゃんも地元で評判だ。

 

「グーちゃんを売り場に設置したのは’12年11月。以来、’13年、’16年にジャンボ1等。まさに億の招き猫です。直近の’16年年末1等のお客さんは売り場で『当たってます』と告げられて『どうやって家に帰ったか覚えていない』と話していました」(金田洋見店長)

 

大阪府「千日前エスカールチャンスセンター」は’15年にロト7とロト6の1等がいっぺんに出た際、日本一のデカ看板が話題に。

 

「もともと関西は派手好き。昨年、売り場全体に電飾も施し、さらにド派手にしました」(喜多隆店長)

 

その効果か、先日もスクラッチで1,000万円が出て、売り場もお客さんも大喜びだとか。

 

’00年オープン以来、30億円を超える大当たりが出ている東京都「宝くじ御徒町駅前センター」。その当たりの告知板が、店頭全体を埋め尽くす光景は壮観だ。

 

「開業したのは私が還暦のとき。還暦といえば、赤のちゃんちゃんこ。そこで縁起をかついで、告知板はすべて赤いガムテープで留めてあります」

 

と、“徳じい”の愛称で親しまれている中野徳治社長。日本一と称される店頭の告知板の数について、理由を聞くと。

 

「おかげさまで、これだけ当たりが出ているということ。本当に当てているお客さんのおかげですよ。私が見ていると、当てる人は気合が違う。土俵に立つ前に気合で負けてちゃダメ。この告知板を見て、自分も当てるぞという心構えで買ってほしいんです」

 

当たるときは人も売り場も気合が違う。買うときは気持ちもアゲていかなきゃ!

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