誰でも自作のLINEスタンプを販売できる「LINEクリエイターズマーケット」。実は今、スタンプ市場がさらに盛り上がっているそう!
「LINEクリエイターズマーケットでのスタンプ販売が始まって、昨年5周年を迎えました。売り上げ上位クリエイター10人の平均累計販売額は約7億7,000万円にのぼります」(LINEスタンプ事業本部・大島遥平さん)
若者中心かと思いきや、課金するのは40代以上が多いのだとか。そこで、主婦から絶大な人気を誇る、LINEスタンプクリエイターの生の声を聞いちゃいました!
【スタンプクリエイター・紅おれんじさん】発売後1カ月で会社員時代の給料超え!
――まず、LINEスタンプを作り始めたきっかけを教えてください!
「はじめは、育児の息抜きのつもりで始めました。子どものころから絵を描くのが好きだったので、趣味の一環というか。でも、ふたを開けてみたら思った以上に売り上げがあり驚いたのを覚えています。もう5年になりますね」
――ちなみに、そのときの売り上げってどれくらいだったんですか?
「具体的な数字は言えないんですけど、会社員時代のお給料と遜色ないくらいというか、翌月にはもう超えていました(笑)」
――すごいですね!「売れるスタンプ」を作るコツってなにかありますか?
「主婦、ママ目線で自分が使いやすいものっていうのがいちばん大事ですね。実際、ママ友とかPTAのグループトークって、やりとりに困るときがあるんですよ。だから角が立たないというか、ちょっとでもコミュニケーションの手助けになるものを意識していて。実用的な言葉はもちろんですけど、『お疲れさま』とか『ゆっくり休んでね』っていう相手を気遣う言葉や、『あとで連絡します』みたいに、会話の締めになるような言葉を入れるようにしています」
――イラストには何かこだわりはありますか?
「大人女子シリーズでは、幅広い女性に使っていただけるように服装はユニクロのほどよいカジュアルコーデを参考にしてます。奇抜だったりおしゃれすぎても、親近感がわかないと思うので」
――最後に、LINEスタンプが売れたことで、生活に変わったことがあれば教えてください。
「売り上げは、ほとんど老後のための貯蓄にまわしているので、そんなに大きな変化はないんです。使うのは、年に1回の家族旅行のときくらい。ただ、家で仕事ができるようになったので、2人の子どもと一緒にいる時間が増えたのが何よりうれしいです。コロナウイルスの影響で一斉休校になったときも、焦らず対応できましたし。私にとっていちばん大事なのは子育てなので、子どもたちといろんな瞬間を共有できるのがとても幸せです!」
「女性自身」2020年4月7日号 掲載