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新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって、この夏のボーナス支給額は昨年より平均で5万6,000円の減額に(日本生命調べ)。この家計のピンチをなんとか乗り切るために役立つワザを、マネーの賢人に教わりましたーー。

 

「新型コロナウイルス感染拡大に注意しながらも、夏休みといえば少しでも家族でレジャーの機会を作りたいものです。とはいえ、多くの家庭でボーナスの収入が例年より厳しいこの夏は、出費を抑えながら楽しむ工夫が必要です」

 

そう話すのは、ファイナンシャルプランナーでコラムニストの西山美紀さん。西山さんが提案するのは、ネットや近場のスポットを重点的に活用すること。

 

「この夏のレジャーのポイントは、できるだけお金をかけず、コロナウイルス対策も意識するということにつきます」

 

そこで、西山さんが新しい帰省・レジャーで「ボーナス減の夏」を乗り切る家計の裏ワザを教えてくれた。

 

【裏ワザ1】マイクロツーリズム活用で地元でお得旅!

 

「この夏は、長距離よりも、自分の住む地域内での旅行を考える人も多いはず。じつは地方自治体も、それを積極的に応援する宿泊割引を実施しているところが増えています。たとえば、北海道は道民の旅行代金を1名1泊につき最大1万円補助(道民の道内旅行対象、’21年1月31日まで)。まず、自分の住んでいる自治体のホームページをチェックしてみてください。自治体の財源によって早期終了する可能性もあるので、なるべく早い利用がおすすめです」(西山さん・以下同)

 

【裏ワザ2】「エコバッグ」の切り替えのキャンペーンを取りこぼさない!

 

「レジ袋有料化を機に、マイエコバッグを買おうという人にお得情報。エースコックでは8月31日まで、カップ麺・モッチッチを購入し、バーコードを3枚集めると、ハローキティのエコバッグがもれなく1つもらえます。また、雑貨通販のフェリシモではバッグにスカーフのように結んでおき、必要になったら買い物バッグになるものなど、さまざまなアイデアエコバッグが出ています。価格は1,800円ほどですが、気に入った便利アイテムが見つかれば、1つ持っておいても損はなさそう」

 

【気になるマネニュース】おすすめは温浴施設近くのスポット。キャンプ人気拡大の波に乗ろう!

 

「『3密』を避けたいいま、家族キャンプが人気です。テント、寝袋やバーベキュー用品など初期費用はかかりますが、一度買えば何度も使えますし、いざというときの防災グッズにもなります。地域によって異なりますが、オートキャンプ場(車を横付けできる)なら、1泊4,000円ほどと安いところもあります。キャンプ宿泊では入浴がネック。きれいなシャワー施設併設か、近くに温浴施設があるキャンプ場がおすすめです」

 

また、西山さんはこの夏、ネットを重点的に活用することも提案する。

 

「コロナ禍での外出自粛中、オンライン飲み会がはやりました。この夏は、年配の両親のいる実家に都会から帰省するというのは、旅費のことだけでなく、感染の危険性も考えると悩ましいところです。だったら、いっそ、『リモート帰省』にチャレンジしてみるというのはいかがでしょうか」

 

例年とは違う夏休み、新型コロナウイルスのリスクには十分に注意しながら、新しい過ごし方に家族で取り組んでみては。

 

「女性自身」2020728日・84日合併号 掲載

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