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「お金持ちになるには、お金の知識と行動が9割」とマネーコンサルタントは語る。コロナ禍で先行き不安な今こそ、マネーリテラシーをアップデート。一刻も早く“貯め体質”に変わろうーー!

 

スマホ決済やネットバンキングなど、お金にまつわる新しい仕組みがどんどん登場し、「ついていけない」人もいるのでは?

 

「お金の情報が古いまま、以前と同じ使い方を続けていると、損をすることが増えています」

 

そう話すのは、マネーコンサルタントの頼藤太希さんだ。

 

「お金を貯めるには、時代に合った正しい知識を身につけ行動することが大切。“知識と行動が9割”です」(頼藤さん・以下同)

 

とはいえ、コロナ禍で収入が減った人も多い。お金を貯めること自体がむずかしいのでは?

 

「収入が減った人は、ムダを削ってダウンサイズしましょう。そのためにも、新しいお金の常識をアップデートして、得する行動に変えていきましょう」

 

ただ「なんとなくハードルが高い」ことが多いのだが……。

 

「スマホ決済もそうですが、“なんとなく”の思い込みがお得を遠ざけています。たいがいは「やってみたら、意外と簡単」。むずかしい最初の設定は、若い人にお願いしてもいいと思います」

 

昔のままの知識と行動ではお金は出ていくばかり。今こそ新しい金銭様式を身につけよう! そこで“収入減の時代”の5つの新常識を紹介。

 

【1】「公共料金や税金の支払い」を、ずっと現金か口座引き落としはNG

「今までどおり」ではもったいない! 月1万2,000円の電気料金を還元率1%のクレジットカードで払うと、1年で1,440ポイントが手に入り、残高不足の心配もない。ただし少額の場合は引き落としのほうが得になることも。よく比較して、クレジットカード払いに変更を。

 

【2】「スマホ決済」は、なんとなく怖いから利用しないのはNG

新しいことには不安がつきものだが「新型コロナの感染予防で、使い始めた人も多いのでは。慣れれば簡単です」。スマホ決済はポイントが付くので現金よりお得。財布から現金を取り出して払うより早いなど、メリットは大きい。購入履歴を確認して使いすぎに注意。

 

【3】「使っていないクレジットカード」は家にまとめて置いておく

「年会費無料だから、放っておいても大丈夫」という思い込みは危険。年会費無料は「初年度だけ」「年1回以上利用」などの条件付きもあり、ムダな年会費を払っているかも。また、気づかないうちに不正利用される危険性も。使っていないクレジットカードは解約を。

 

【4】「○○円以上買うと送料無料」で、いつも指定の金額以上買うのはNG

必要でない商品を買うより、送料を払ったほうが、支払いが減るケースも多い。それでも「送料はもったいない」と思うなら、必要なものがたまるまで待ってまとめ買いを。ショッピングモールなどの駐車場代も同じ。「数百円をケチって、数千円のムダ遣い」に注意して。

 

【5】銀行はやっぱり「メガバンク」が安心という思い込みはNG

「どの銀行も金利・手数料が横並び」の時代は、メガバンクを選ぶ人が多かった。だが今は、金利が高く手数料の安いネット銀行などがおすすめ。万が一破綻しても、預金保険制度で元本1,000万円とその利息は保護されるので安心。銀行は金利・手数料などで選ぶのが◎。

 

だが、キャッシュレス決済は不正利用されないか、心配な人もいる。

 

「定期的に利用明細を確認してください。不正利用が見つかってもカード会社などに報告すれば、補償してくれます。【3】のように管理していないことが危険なのです」

 

みずほ銀行は紙の通帳の有料化を、三井住友銀行は2年以上利用がない口座などに未利用手数料を徴収することが決まっている。

 

「“メガバンクだから安心”はもう古い。手数料が高く、かえって損になることもあります」

 

収入ジリ貧時代が続いても、新しい金銭様式で“貯め体質”になって、しぶとく生き延びよう。

 

「女性自身」2021年4月13日号 掲載

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