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「コロナ禍で長引く自粛生活のなか、『家の中がギスギスして耐えられない』『家計が不安で、押しつぶされそう』などの相談が寄せられます。つらい状況ではありますが、いまはこの苦難をはね返すパワーを身につけるときなのです」

 

そう語り始めたのは、スピリチュアリストの江原啓之さん。年始の本誌特集では、令和3年の生き方について「新型コロナウイルスがもたらした“天啓”をどう受け止めるかが試される年。“諦め”の姿勢から“破滅”に向かうのか、あるいはすべてを受け入れ、“楽に生きる”ことができるか。あなたの選択で未来は大きく変わる」と話してくれたが、それから7カ月が過ぎようとしている。

 

都市部では4度目の緊急事態宣言が発出されるなか、東京五輪が開幕。世の中が混迷を極める今、私たちはどう生きるべきなのか。江原さんの話に耳を傾けよう。

 

「まず笑うことが必要なんです。『笑うことが大切』って、みなさん、当たり前に思うかもしれませんが、大笑いすることは、邪気をはねのける“お祓い”にもなるんですよ」

 

江原さん自身、熱海へ完全移住した後は、自粛生活を送るなかでも笑いの絶えない日々を送っているという。

 

「何度聞いても笑える話ってありますよね。おばあちゃんの言い間違いや聞き間違いとか、お気に入りの話をメモして、パッと思い返せるようにしておく。あと、おもしろく撮れちゃった写真は、アルバムに収めない。いつでも眺められるようにして、暗い気分になったら取り出して爆笑できるように準備しておくといいです」

 

そう語る江原さんも、クスッと笑えるネタがあったらすぐにメモ。自身のラジオ番組『江原啓之 おと語り』(TOKYO FMほか)でも月末は必ず“笑いの特集”と決めている。

 

「もちろん自然な笑いがいちばんですよ。ただ、いまはそれが難しい時世だから、作り笑顔でもいいの。『笑う門には太陽が昇る』ですから。特に、母親はいつも太陽のように明るく燦々(さんさん)と、家族を照らす存在でなくてはなりません。暗い出来事があってもみんなで大笑いする。そんなふうに笑うことでナチュラルキラー細胞という免疫細胞が働き、健やかに暮らせるということは、科学的にも証明されているんです」

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