【だだもれ家族】の場合
「けっこう本人は節約に積極的で、セール品を買うなどがんばっているのですが、それが実を結ばないムダな努力となっている家族。思わぬところに、だだもれポイントが潜んでいるのが特徴。コロナ禍で在宅時間が増え、カップ麺やビールなどを箱買いして安く買えて便利と思っていませんか? たくさんあると思って消費が増え、じつはムダ遣いになっているケースが多いので注意が必要です」
【1】まずは大きく節約できる保険料を見直す
〈妻の生命保険を見直し、共済系の掛け捨てに加入する〉:生命保険会社の保険から、掛金の安い全労済や生協などの掛捨て保険に加入し直す。節約金額の目安−6,000円。
【2】趣味の分野のだだもれを止める
〈映画ソフトの購入をやめ、動画配信サイトに切り替える〉:映画をBlu-rayソフトで所有するのをやめて、動画配信サービスひと月1,000円見放題で楽しむ。節約金額の目安−5,000円。
【3】いままで買い放題だった食費に賢い節約を導入
〈市販のレトルト合わせ調味料をやめ、自宅で作る〉:麻婆豆腐や回鍋肉などのレトルトの素は買わずに、豆板醤などの調味料をそろえて、自宅で合わせ調味料を作ったほうが安上がり。節約金額の目安−1,800円。
〈単品メニューではなく複合メニューで食材費を削減〉:とんかつなど単品メニューよりあんかけ竜田揚げのような複合メニューのほうがボリュームがあり、1品で主菜がまかなえる。節約金額の目安−6,000円。
〈冷蔵庫・冷凍庫を活用して食品ロスを減らす〉:ひとつ残った唐揚げは捨てずに冷凍してお弁当の食材にするなどちょい残しを徹底して食品ロスをゼロに近づける。節約金額の目安−4,000円。
〈スーパーの総菜の見切り品買いをやめる〉:必要のないものまでつい買ってしまうので避ける。節約金額の目安−1,800円。
〈食品、飲料の箱買いをやめる〉:カップ麺、ビール、ジュースなどを箱買いすると、ないならないでがまんできるのに、つい手が出てしまうので、そのつど買いにする。節約金額の目安−4,000円。
【4】気づきにくいだだもれポイントを改善する
〈15年前の冷蔵庫は思い切って買い換える〉:省エネが進み、消費電力のロスのほうが買換え代金を上回る。節約金額の目安−800円。
〈トイレや玄関は人感センサーライトに替える〉:LED電球だけでは不十分。人感センサーにしてさらに節電。節約金額の目安−500円。
〈電気とガスのセット割にして固定費を減らす〉:電気・ガス自由化で各社セット割を実施。電気・ガスの会社を統一することで値引きプランが適用に。節約金額の目安−250円。
〈NHKの受信料はまとめ払いにする〉:月々払いを1年分前払いにすることで年間1,900円(衛星契約の場合)安くなる。節約金額の目安−160円(月換算)。
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