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「老後資金は2,000万円必要」との趣旨の報告書が金融庁から提出されるなど、お金の不安が増すばかりの人生100年時代。楽しい老後を過ごすために必要なお金はいくらなのか。

 

そこで、プレ定年専門ファイナンシャルプランナーの三原由紀さんが提案するのが自分の老後のお金回りを知るための4つのステップだ。

 

【ステップ1】「老後に受け取れるお金」を計算する

 

「老後の収入の柱は公的年金です。まずは自分たち夫婦が65歳以降、どれくらいの年金を受け取れるかを把握しましょう」(三原さん・以下同)

 

これに退職金や個人年金保険などの私的年金を加えた金額が、老後を支える収入になる。

 

【ステップ2】「老後の生活費」を見積もる

 

「老後のお金の“入り”がわかったら、つぎは“出”のほうです。これは大きく、毎月の生活費とそれ以外に分けられます」

 

老後の生活費の目安は現在、毎月どのくらいの出費をしているかを計算して判断する。

 

「家族構成、マイホームの有無、子どもへの教育費のかけ方などによって生活費のかかり方はさまざまですが、老後は子どもの独立などから、現役世代のいまの生活費の7〜8割が目安になります」

 

【ステップ3】「老後の特別費」を見積もる

 

「老後、必要になるお金は生活費だけではありません。忘れてはならないのが、医療費や介護費用。また家の修繕費など、思いがけない出費を合計すると、数百万円単位のお金が必要。その予想額も見積もってみてください」

 

【ステップ4】「あなたの老後資金」を計算する

 

「最後に【ステップ1】の金額から【ステップ2】【ステップ3】のお金を引いてみると、あなたの老後資金の過不足金額がわかります」

 

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