カギは家族の作戦会議!話題のプロが教える“リバウンドしない”片付け術
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■リバウンドしない片づけでスッキリ’22年を迎えよう

 

そして何より大切なのは家族全員の作戦会議だ。

 

「大抵、片づけはお母さんが主体ですが、家族の理解と納得は不可欠。どんな暮らしをしたいか、なりたい自分のイメージと、なんのために片づけるかを共有することがリバウンドしない秘訣です」

 

3日間の「片づけ合宿」のための休日を確保できたら、次のとおり。進める順番が大切だ。

 

【1日目】まずはバックヤードを空ける

 

効率よく片づけるにはバックヤード(全室の収納・廊下収納・押入れなど)の収納物を全出しする(すべて出す)ことから。要るもの要らないものを洗い出し、それぞれ厳選する。

 

「ここから手をつけることで、減らす覚悟ができ、忘れていたものと対面もあります。なぜ捨てられないのか考える『心の全出し』作業も。一度出してしまったものは処分か、再びしまうかの2択しかありません。全部出してしまうことで、うやむやにしてしまうということも防ぎます」

 

選択の基準は「いま必要なものを選ぶ」に尽きるという。

 

「使っていないもの、卒業したものは処分する流れができます」

 

ちなみに石阪さんが推奨する寝具はベッド。万年床よりも省スペースで防災面でも安全だという。

 

「ベッド下のスペースは防災用の備蓄品を収納するなど有効活用できます。棚やたんすが倒れてきたときはベッドの柵で防御できるのも利点です」

 

【2日目】キッチン、水回りなど水回りは機械的に

 

バックヤードで心が吹っ切れると2日目の水回りは楽になれる。キッチンのシンク側、食器棚のもの、洗面所・トイレの収納から全出しし、それぞれ必要なものを厳選。

 

「水回りには、思い出があったりもったいなかったりして迷ってしまうような、心を揺さぶるものはほとんどありません。キッチンや食器棚はものを全て取り除いたらシンクや壁をピカピカに磨き、それぞれの要不要を判断する。増えすぎたアイテムは定数を決め、減らしながら残したものは適切な本来の住所(定位置)に置くだけ」

 

これはキッチン用品だけでなく、文房具なども同様のルール。

 

【3日目】玄関・リビングはスッキリ

 

リビング、下駄箱、子ども部屋のものを全出しし、それぞれ必要なものを厳選する。

 

「個人のものを個室やプライベートスペースに移してしまえば、リビングはほとんどものがない状態になることも。重要書類は紛失しないよう袋に入れていったんキープし最後にファイリングを。気づくと必要なものだけが残り、拍子抜けするほど早く終わるおうちもあります。家族の結束が固いほどリバウンドしません」

 

家族が安全で仲よく暮らす家づくりを念頭に置いて’22年に備えよう。まずは年内、3日間の片づけ時間の確保から!

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