■捨てるモノ
【健康への過剰な配慮】
ダイエットはやめて、栄養バランスを優先した食事を取るよう心がけて。毎年自治体の無料健診を受けていれば高額な人間ドックも不要。
【子どもや孫への援助】
孫たちが大きくなっていれば、お年玉はいらなくなる。子どもや孫への金銭的な援助はやめて、その分長生きリスクに備えて貯蓄しよう。
【貴重品や思い出の品】
大事にとっておいたモノは、子どもや孫たちにプレゼントすると喜ばれることも。
残すモノについて、大津さんはこう語る。
「施設に入るときを想定し、持参するモノを選別しておくといざというときに便利です。施設に持っていく『思い出の箱』に1つにまとめておきましょう」
親の看取りの際に感じたことを基に、終末期の医療や自分の葬儀のやり方などについて、具体的な希望を残しておくのも80代の責任。葬儀で使う「遺影」も自分のお気に入りの写真を用意しておき、家族に託しておこう。