「ふるさと納税で生活必需品を」…値上げから家計を守る節約術7
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■保険料・NHKは年払い

 

住民税、国民年金や、民間の保険の保険料、NHK受信料などは、1年分を一括で払うことで、割引が受けられる。

 

「年払いにする優先順位をつけるべき」と話すのは柏木さんだ。

 

「一般の保険会社の個人年金保険は、途中解約した場合、返戻金は掛金の9割程度しか戻ってこないものが多い。保険料を払いそこね、結局止めてしまうことを防ぐためにも、ボーナス時などに一括で支払う『年払い対象』にしたほうがよいでしょう」

 

■サブスクの使用状況を点検

 

「動画配信サービスは1つずつの料金が安いからと、つい月の支払い額がかさんでいる人も多い」

 

と指摘する加谷さんの提案は、一度“すべて解約”してみること。

 

「全部やめることで、本当に見たかったコンテンツが浮き彫りになります。そのぶんだけ再契約すれば、大幅な支出カットになるはず」

 

■小売店の「下取り」を利用する

 

「洋服の青山では、着なくなったスーツなどを持ち込むと、下取りとして10%オフのクーポン券がもらえます。紳士服のコナカでも、持ち込むアイテムごとに下取りの額や購入品の割引率が異なるサービスがあります」(柏木さん)

 

衣料品のほか、家電量販店でも商品によって下取りの対象になるものがあるという。

 

値上げのトンネルの出口が見えないなか、節約も“長く続けられるもの”であることが求められる。

 

最後に加谷さんが語る。

 

「日ごろからスマホなどで価格をよく調べる習慣がつけば、結果的に“息が詰まらない節約”が達成できるはずです」

 

できることから1つずつ習慣にし、家計負担増の波を乗り切ろう。

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