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三菱UFJ銀行は4月27日、振込手数料の引き上げを発表しました。引き上げは10月2日から、以降の振込手数料は振込額に関係なく、店舗窓口での他行あてが990円、同行あてが880円。ATMで現金を振り込んだ場合、他行あてが880円、同行あてが550円になり、最大500円超の大幅値上げです。ただし、ネットバンキングの振込手数料は据え置きます。

 

背景には、経営が厳しい銀行のコスト削減があります。支店を統合するなどして、店舗の維持費や人件費の削減も進めています。

 

また、三菱UFJ銀行は5月2日、’23年度内に自行ATMの24時間稼働を終了すると発表しました。キャッシュレスの浸透でATM利用が減ったのを機に、コスト削減にまい進するのでしょう。

 

銀行は生き残りに必死ですから、店舗ではもうけの大きい資産運用や相続などの相談業務を中心に据えたいのです。決して口には出しませんが「振込み客は銀行に来ないで」というのが本音です。

 

そのうえで、振り込みなどの一般客はネットバンキングへの移行を促しています。ネットバンキングの振込手数料は10月以降も、振込額が3万円未満だと154円、3万円以上でも220円のまま据え置くのがその証拠。「安いほうを使え」と示唆しているのです。

 

今のところ、三井住友銀行やみずほ銀行は手数料引き上げの予定はないとしていますが、すぐに追随すると思います。値上げラッシュで厳しい家計を守るためにも、振込手数料を払わないで済むよう対策を考えておきましょう。

 

■便利でお得な方法や制度を利用しよう

 

【1】ネットバンキングの利用

ネットが苦手な方は、最初の登録だけを若い人にお願いするといいでしょう。登録ができれば振り込みなどの操作はATMと大きく変わりません。家からいつでも手続きOK。手数料の安さも◎です。

 

【2】スマホ決済で送金

PayPayなどスマホでキャッシュレス決済を使う方は、同じ決済アプリの利用者同士なら手数料無料で送金できます。送金相手を携帯番号で検索し、あとは金額を入力して「送金」をぽちっとタップ。一度試してみると、簡単さを実感できます。

 

【3】ことら送金の利用

受け取ったお金を現金化したいなら、メガバンクなどが運営する「ことら送金」がおすすめです。ネットバンキングの登録があれば、口座番号を知らなくても携帯電話番号などで送り先を特定でき、ことらを現在利用可能な49行は1回10万円以下の送金が無料です。

 

【4】クレジットカードの利用

業者などへの支払いなどはクレジットカードを利用して。一括払いと2回払いは手数料無料です。

 

【5】仕送りはカードの2枚持ちで

子どもや親への仕送りにはキャッシュカードの「代理人カード」が使えます。ほとんどの銀行で発行手数料無料。同一口座に2枚のカードがあれば、残高なども双方で管理できて便利です。

経済ジャーナリスト

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