■CASE 1
転職して給与が振り込まれる銀行が変わったが、光熱水費の引き落としは以前の口座のまま。毎月、振込手数料を払って他行口座への預け替えをしている。
【見直し点】
○他行口座への振込手数料
○光熱水費がまだ口座引落とし
【解決策】
口座引落としをやめて、光熱水費の支払いを1枚のクレカに集約する。振込手数料220円が不要。電気代などの口座振替割引(55円/月)は廃止の方向(北陸電力’24年4月~、東京電力’24年10月~廃止など)なので、クレカ払いのポイントのほうがお得。クレカの利用明細でお金の流れもスッキリ。
【得する金額】
振込手数料220円×12カ月=年2,640円が浮く。また、光熱水費が月3万円なら、クレカ1%のポイント還元で月300ポイント、年3,600円相当が得。
合わせて6,240円の得
■CASE 2
知人にすすめられるまま、気づけば死亡保険金3000万円の生命保険や、医療保険、がん保険など複数に加入。保険料の総額は月約5万円にもなっていた。
【見直し点】
○医療保険とがん保険、生命保険の医療特約など、保障内容の重複
○夫の生命保険の家族特約とも重複している可能性
○すべてが口座引落とし
【解決策】
子どもが独立したら大きな保障はいらないうえ、夫の保険の家族特約があるので、妻名義の生命保険を解約。入院給付金が5日目から支給などの古いタイプの医療保険を解約。がん特約のついたシンプルな医療保険に一本化し、重複するがん保険を解約。保険料をクレカ払いに。
【得する金額】
生命保険の解約で保険料の月18,000円がゼロに。医療保険、がん保険の解約や見直しも含めると、保険料は月3万円減額できたので、年36万円が浮く。残り月2万円の保険料をクレカ払いにすると1%のポイント還元で月200ポイント、年2,400円相当が得。
合わせて362,400円の得
■CASE 3
つみたてNISAをネット証券で投資中。毎月、給料が入金される大手銀行の口座から、証券口座への送金に振込手数料がかかっている。
【見直し点】
○口座間送金の振込手数料
○NISAつみたて金の口座引落とし
【解決策】
’24年1月スタートの新NISAはクレカ投資がおすすめ。現在クレカ投資の上限は月5万円だが、’24年以降月10万円になる見込み。証券口座からの引き落としをクレカ投資に変えることで、送金の手間も振込手数料も不要になるうえ、クレカのポイントも付く。
【得する金額】
振込手数料220円×12カ月=年2,640円が浮く。毎月5万円をクレカ投資するとポイント1%還元で月500ポイント×12カ月=年6,000円相当の得。
合わせて年8,640円の得