消費の癖を知ればムダ買いを防げる 解けば知れる「行動経済学クイズ」
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【5】生活必需品の買いだめは必要?

1. 必要
2. 不要

 

コロナ禍でマスク不足が問題になった。「将来、後悔しないように積極的に購入しようとする『後悔の回避』の影響が考えられます。しかし、置き場所もかさばりますし、必要なものを必要量買うのが賢い買い方でしょう」答え2

 

【6】ネットショッピングのときにするべきなのは?

1. 2~3のサイトで商品を比較検討
2. 口コミをチェック

 

「口コミを見すぎると、大勢が購入しているものを買いたくなる『バンドワゴン効果』や、第3者がすすめるものをよいと評価する『ウィンザー効果』に引っ掛かる恐れが」。2~3サイトで価格や条件を比較するのが◎。答え1

 

【7】ランチコースでもっともコスパが悪い可能性が高いのは?

1. いちばん安いコース
2. 真ん中のコース
3. いちばん高いコース

 

「3つの選択肢があると、上と下の極端を避ける傾向にあり、無難な中間を選びやすい心理を『極端回避性』と呼びます」。売り手側がこの効果を知っていれば、“中間”にもっとも利益率の高いものを配置する可能性が高い。答え2

 

【8】ネットでワンピースを購入するとき、どっちのほうが失敗しない?

1. サイズをしっかり測って決めたものを買う
2. 返品無料のサイトでいくつか試着して選ぶ

 

「返品無料のサービスは、手にしたものに愛着が湧く『保有効果』の心理で手放したくなくなる恐れが。返品が前提でも、取り寄せて手元に置くことで購買意欲が高まってしまいます」。失敗を防ぐコツは、サイズをしっかり測って購入すること。答え1

 

【9】どっちのキャンペーンがお得?

1. ポイント10%還元
2. 10%割引

 

「たとえば100円の『ポイント10%還元』では100 円支払って110 円分のものが買えます。割引率は約9. 1%となり『10%割引』よりも低くなります。記述や表現によって印象が変わる『フレーミング効果』に注意」答え2

 

【10】買って後悔をしないのはどっち?

1. 予算オーバーの一目ぼれのバッグ
2. 割引率の高いバッグ

 

元の値段がわかるようにセール価格が表示されていると、割引率の高さに飛びつきやすい。「ある数字を見せられると、それと比較して判断してしまう『アンカリング効果』の影響です」。数字に惑わされた買い物より、毎日使いたくなる商品を選ぶほうが満足度は高い。答え1

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