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(写真・AFLO)

5月28日から男子バレーボール・世界最終予選兼アジア予選がスタートした。リオデジャネイロ五輪出場をかけた闘いとなるが、予選の前売り券も完売という注目ぶりなのだ。 イケメンぞろいという日本代表メンバーのなかでも特に注目されているのが石川祐希選手(20))と柳田将洋選手(23)のツートップ。

 

柳田が小学校時代に所属していた『小岩ジュニアバレーボールクラブ』の遠山徹也コーチ(52)は言う。

 

「マサ(※柳田選手)は、お母さんの勧めでこの『小岩クラブ』に入ったんです。バレーをやっていたご両親の影響なのか、バレーが好きでしょうがない少年でした。小学校を卒業してからも、試験前になると、小岩クラブで練習するんです。中学校や高校では試験前は部活が休みになりますからね。『1日でもバレーをやらないとダメなんですよ』と言っていました」

 

両親は離婚しており、柳田は母親に育てられた。彼は慶應大学出身だが、弟・貴洋選手は石川祐希選手と同じく中央大学に入学した。母は家計を支えるために、仕事を掛け持ちしていたという。柳田は弟思いで、同級生に誘われても「今日は、弟が家で1人でいるから先に帰るね」と言って断ることもあったという。

 

柳田は東洋高校在校中の10年3月、第41回全国高等学校バレーボール選抜優勝大会に主将として出場して、優勝を果たした。現在、東洋高校でバレー部の監督を務めている赤羽博先生はこう語る。

 

「柳田がキャプテンになったとき、当時の監督だった北畠勝雄監督が体調を崩してしまったのです。病をおして指導してくれた監督に恩返ししようと思ったのでしょう。彼が中心となって『優勝して北畠先生を胴上げしよう』とみんなが奮起しました。結果、みごと全国大会を制し、北畠監督を胴上げすることができました」

 

高校卒業前、バレー部の『3年生を送る会』ではこんな出来事があったという。

 

「3年生たちが『お母さん、ありがとう』と言って、母親をお姫様抱っこして記念撮影をしたのです」

 

柳田の同級生で現在は東洋高校バレー部でコーチをしている小林将也さんは言う。

 

「マサもお母さんに『小学校のときから、ずっとバレーバレーで、長かったけど、お弁当を作ってくれたり、応援をしてくれたり、本当にありがとう』と言って、お母さんを抱き上げていました」

 

1人で息子たちを守り続けてきた母にとって、ほかのものに代えがたい勲章だっただろう。

 

「それ以降、このお姫様抱っこは、バレー部の伝統行事になったのです」(赤羽監督)

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