感染症の最新ニュース
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愛猫とのスキンシップが不調を引き起こすことも――「猫吸い」に潜む人に危険な感染症リスト
2022/11/16 06:00「猫ちゃんを飼っている人は、やっちゃいますよね。やめられない、止まらないって人も、少なくないようです」獣医師で「ふくふく動物病院」の院長・平松育子さんがこう指摘するのは「猫吸い」。簡単に言うと、猫の体に口や鼻をつけて思いっきり息を吸い込む行為のこと。「日常的にやっている」と思い当たる愛猫家も多いはず。平松さんが言うように、猫愛が強い人ほど「やめられない、止まらない」のが実情だ。でもこの猫吸い、意外 -
サル痘の感染が増加…専門家に聞く“日本上陸”の可能性
2022/06/09 11:00「政府は1日、新型コロナの水際対策緩和を発表。条件付きで入国者の検査と待機を免除し、上限を1日2万人にするなどの大幅緩和が『サル痘』の上陸を許さないか懸念されています」(全国紙記者)この「サル痘」なる耳慣れない病気は、重症化すると天然痘のような発疹が全身に広がる感染症で、6月5日現在で欧州その他の国で780件の感染が確認されている。岸田首相は、参院予算委員会で「情報収集に努めながら監視しつつ、対応 -
特効薬ナシ、致死率は20%…猫・犬からも感染する“恐怖の出血熱”が全国で拡大中!
2022/06/06 11:00「衰弱したネコを保護しようとして手をかまれた50代の女性が重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を発症して亡くなり、ネコからヒトへ感染する可能性が考えられるようになりました」そう話すのは宮崎大学の岡林環樹教授。SFTSウイルスは、もとはマダニからヒトへ、またはマダニから動物へ感染すると考えられていたが、ペットを介してヒトへ感染する事例が出始めたのだ。国立感染症研究所によると、’17年以降、ウイルス性 -
熱中症リスク、子供への影響…感染症専門医語る「7月にマスクを外すべき理由」
2022/05/19 06:00コロナ禍で迎える3度目の夏を前に、政府内でもにわかに浮上した“マスクを外すべきか否か”の議論。専門医は「今こそ外す決断をする時機にきている」と強く主張するーー。「人との距離が2メートル以上確保できている場合には、マスクを外すことを推奨している」“首相の女房役”の松野博一官房長官は、5月12日の記者会見でこのように語った。そのいっぽう、岸田文雄首相は「今の段階でマスクの着用緩和は現実的ではない」と、 -
ウイルス専門家「長期的に見ればウイルスは“弱毒化”していく」
2021/01/12 06:00海外でワクチン接種開始という明るい話題の直後に報じられた、コロナ変異種の出現というニュースに愕然としている人も多いだろう。専門家に実際の危険性を聞いたーー。昨年12月に、イギリスで見つかり、世界中を震撼させた新型コロナウイルスの変異種。従来種よりも最大1.7倍の感染力があり、ロンドンでは厳格なロックダウンに踏み切ったにもかかわらず、またたくまに感染は各国に拡大した。「変異種と聞くと、悪魔がパワーア -
専門家が解説「新型コロナウイルスは常に変異し続けている」
2021/01/12 06:00昨年12月に、イギリスで見つかり、世界中を震撼させた新型コロナウイルスの変異種。従来種よりも最大1.7倍の感染力があり、ロンドンでは厳格なロックダウンに踏み切ったにもかかわらず、またたくまに感染は各国に拡大した。新型コロナウイルスが姿形を変えて、人や経済を窮地に陥れる。“恐怖のウイルス”をイメージした人も少なくないが……。「変異種と聞くと、悪魔がパワーアップしたような印象を持つ人が多いのですが、ウ -
コロナ死亡率は5分の1に…医師語る「治療選択肢が増えた」
2020/12/03 15:50かねて予想されていた感染者数の増大が現実のものとなり、「第3波の襲来!」と連日の報道が激化している。私たちは不安をあおられるばかりだが、第1波、第2波をへた今、その経験をもとに医療の現場も進化しているーー。「じつは第1波のころと比べると、死亡率は5分の1程度に低下しています。個々の症例によって一概には言えませんが、数字だけを見れば5人のうち4人、今なら助けられた命があるかもしれないということです」 -
新型コロナ「対策をしてこの死者数…インフルと比べられない」
2020/12/03 15:50「じつは第1波のころと比べると、死亡率は5分の1程度に低下しています。個々の症例によって一概には言えませんが、数字だけを見れば5人のうち4人、今なら助けられた命があるかもしれないということです」こう語るのは、日本感染症学会専門医で、東京歯科大学市川総合病院の寺嶋毅教授だ。現在、“第3波”の襲来ともいうべき、新型コロナウイルスの全国的な感染が急速に広がっている。10月末以降、東京をはじめ、大阪、北海 -
旅行先では豆腐を!江戸時代『養生訓』から伝わる栄養の教え
2020/10/14 06:00「みなさんは江戸時代の儒学者・貝原益軒(1630〜1714)の『養生訓』をご存じでしょうか? 私は新型コロナウイルスに打ち克つ多くのヒントが、ここに書かれていると思っています」そう話すのは、『「養生訓」病気にならない98の習慣』(日本経済新聞出版)の著者で、南越谷健身会クリニック院長の周東寛先生。どうして、現代の新型コロナウイルス対策に、江戸時代の健康法が効果的なのか? 西洋医学と東洋医学の両方を -
江戸時代『養生訓』に学ぶ「感染予防の習慣」トイレ我慢はNG
2020/10/14 06:002020年、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスを撃退する方法が、約300年前の儒学者・貝原益軒の健康指南書『養生訓』に記されているという。その驚きの内容とはーー。「みなさんは江戸時代の儒学者・貝原益軒(1630〜1714)の『養生訓』をご存じでしょうか? 私は新型コロナウイルスに打ち克つ多くのヒントが、ここに書かれていると思っています」そう話すのは、『「養生訓」病気にならない98の習慣』(日本 -
コロナ対策で正しい感染対策は?鼻うがいは「する必要なし」
2020/05/21 11:00「新型コロナウイルスの蔓延リスク下で、多くの人がストレスにさらされています。不必要な精神的摩擦を避けるためにも、正しい知識を持つことが大切です」感染症の専門家で内科医の南毛利内科院長・内山順造先生はこう指摘する。「新型コロナウイルスについてわかっていないこともまだ多くありますが、明確なことは、感染源の一つが飛沫やエアロゾルであることです。これはマスクをすることで、ある程度防ぐことができます。さらに -
内科医がコロナ対策の質問に答える「ドアノブ消毒必要なし」
2020/05/21 11:00「新型コロナウイルスの蔓延リスク下で、多くの人がストレスにさらされています。不必要な精神的摩擦を避けるためにも、正しい知識を持つことが大切です」感染症の専門家で内科医の南毛利内科院長・内山順造先生はこう指摘する。「新型コロナウイルスについてわかっていないこともまだ多くありますが、明確なことは、感染源の一つが飛沫やエアロゾルであることです。これはマスクをすることで、ある程度防ぐことができます。さらに -
水際対策にクルーズ船…失敗繰り返す政府は今こそ全員検査を
2020/02/24 17:45「日本にウイルスを上陸させない“水際対策”は早い段階で、破綻していた」そう指摘するのは、医療ガバナンス研究所の理事長で内科医の上昌広先生。新型コロナウイルスの存在が発覚した当初、空港では熱を感知するサーモグラフィという装置を使って感染の可能性がある人を見極めようとしていた。だが、最初に国内で感染が確認された中国人男性は1月6日に入国したとき、解熱剤を服用していたため、空港の検疫をパスしたのだ。「東 -
新型肺炎「万単位の感染者が街を歩いている可能性も」と医師
2020/02/24 17:38「すでに日本には、症状が出ていなかったり、風邪と誤認したりしている新型コロナウイルスの感染者が相当数いるとみられています。都心部では満員電車や雑踏を通じて、感染が爆発的に広がっている可能性が高い。日本で感染者が100万人を超えることもありえます」こう警鐘を鳴らすのは、医療ガバナンス研究所の理事長で内科医の上昌広先生。感染者100万人超は“現実的な”数字だという。「新型コロナウイルスの感染力は、イン -
新型コロナウイルスもたらす経済への打撃“春闘”にも影響か
2020/02/13 06:00「(新型コロナウイルスの拡大について)日本だけでなく、世界経済全体への影響が懸念されている」日銀の黒田東彦総裁は、2月4日に開かれた衆議院予算委員会で、そう語った。’03年に感染が広がったSARSのときと比較できないほど中国市場は拡大しているため、その損失は計り知れないという。では、私たちの家計にはどのような影響をもたらすのか。第一生命経済研究所・首席エコノミストの永濱利廣さんが解説する。■大打撃 -
百日咳や風疹のワクチンは打ち直し推奨…米国は大人も保険適用
2020/02/06 11:00「風疹や百日咳は子どもの病気だと思っていませんか。実は大人もかかるんです。原因は小さいころに打ったワクチンの効果が薄れることにあります」こう話すのは、医療ガバナンス研究所の理事長で内科医の上昌広さん。小学生のころ、はんこ注射などの予防接種を受けた覚えのある人は多いだろう。でも、大人になってもう一度接種した人は少ないのではないだろうか。「平均寿命がまだ短かった昭和の時代なら、子どものときだけでよかっ -
感染症防ぐ“大人の予防接種”…幼少時の注射効果は薄れるおそれ
2020/02/06 11:00年齢を重ねるごとに減る抗体。風疹は2年から12年で予防接種の効果が下がるそう。子どものころに受けたからといって油断してると、思わぬ感染症にかかるかもしれないーー。「風疹や百日咳は子どもの病気だと思っていませんか。実は大人もかかるんです。原因は小さいころに打ったワクチンの効果が薄れることにあります」こう話すのは、医療ガバナンス研究所の理事長で内科医の上昌広さん。小学生のころ、はんこ注射などの予防接種 -
開発進む新型肺炎ワクチン 完成までアルコール70%で消毒を
2020/02/06 06:00わが国の国立感染症研究所は1月31日、新型コロナウイルスの培養に成功したと発表した。中国では治療薬の試験投与も開始。ワクチン開発も進んでいると専門家は語るーー。1月29日、中国内の新型コロナウイルス感染者数が、’03年に流行したSARSの5,327人を超えたと大きく報じられた。日本国内では、ヒトからヒトへの2次感染が疑われる患者も見つかり、新型コロナウイルスの恐怖をより身近に感じている人は多いだろ -
中国の研究室がSARSの30倍で進める「新型肺炎」治療薬開発
2020/02/06 06:001月29日、中国内の新型コロナウイルス感染者数が、’03年に流行したSARSの5,327人を超えたと大きく報じられた。日本国内では、ヒトからヒトへの2次感染が疑われる患者も見つかり、新型コロナウイルスの恐怖をより身近に感じている人は多いだろう。だがここで「過剰な不安を感じるよりも、冷静な目で見ること」が大切だというのは、アメリカ国立衛生研究所の病理専門医である峰宗太郎さんだ。「単に感染者数を見るだ -
特効薬はなし、武漢発「新型コロナウイルス」の強まる感染力
2020/01/30 06:00「武漢市内の駅構内では、マスクをしたスタッフが消毒する姿を見かけるし、街中では薬局やコンビニなど、いたるところでマスクが売り切れ状態。異様な雰囲気です」(中国に詳しいジャーナリスト)中国・武漢市から感染が拡大している新型コロナウイルス。日本でも16日、武漢に滞在していた30代男性の感染が認められた。その後、タイ、韓国、台湾、そしてアメリカでも感染者が出たことが報じられている。20日に北京市と上海市 -
空港での対策困難…「新型コロナウイルス」ワクチン完成時期は
2020/01/30 06:00中国国内での感染者・死者が増え続けている新型ウイルス。どのようにすれば感染を防げるのか? 感染症医たちが疑問に答える!「武漢市内の駅構内では、マスクをしたスタッフが消毒する姿を見かけるし、街中では薬局やコンビニなど、いたるところでマスクが売り切れ状態。異様な雰囲気です」(中国に詳しいジャーナリスト)中国・武漢市から感染が拡大している新型コロナウイルス。日本でも16日、武漢に滞在していた30代男性の -
脳にサナダムシが寄生していた!中国人男性が語った仰天理由
2019/11/30 11:00中国で、ある男性が発作を起こした。MRIで診たところ、脳にサナダムシが寄生していた!そんな驚きのニュースをCNNが11月28日に報じた。CNNによると中国・衢州市に住む46歳の男性・スーさんはある日、目眩と頭痛に一日中悩まされた。さらに睡眠中にはてんかんのような発作が。そこで同僚が病院へとすぐに連れて行ったところ、CTスキャンによって異変を発見。しかしスーさんはこれ以上お金を払いたくなかったため、 -
“脳食いアメーバ”に感染した10歳の少女が死去、米国
2019/09/17 14:11米テキサス州に住むリリー・メイ・アヴァンさん(10)が16日に死亡した。死因は脳を蝕むアメーバとして知られる「フォーラーネグレリア」だった。リリー・メイさんは今月2日にウェーコ近くのブラゾス川で泳ぎを楽しんだ際にフォーラーネグレリアに感染したと見られている。CDCによると、このアメーバは池や湖、川などの淡水に多く生息している。感染すると1?9日後に激しい頭痛、発熱、嘔吐などの症状が現れ、やがて精神 -
健康でいたければ鼻呼吸に――万病の原因は口呼吸にあり
2018/08/08 16:00「生まれたばかりの赤ちゃんは、鼻で呼吸をします。でも、現代人の多くは成長するにつれ、『いつも口で呼吸する』=つまり『口呼吸』になっている状態です。しかも日本人のおよそ8割が自分が口呼吸していることに気づいていないんです」こう話すのは、内科医で「みらいクリニック」(福岡市)院長の今井一彰さん。体の治癒力を高めて健康にする方法を追究している今井さんが、「8割が口呼吸」であることを、なぜ嘆いているのか― -
「3秒ルール」に根拠やはりなかった…日常襲う食中毒の罠
2018/06/17 16:00ここ数年アニサキス騒動で一躍クローズアップされてきた「食中毒」だが、湿度と気温が上がるこれからの季節は特に注意が必要。そこで、日本獣医生命科学大学客員教授で、食品衛生コンサルタントとしても活動する池亀公和さんに、食中毒を撃退するための「新常識」を教えてもらった。■アルコール消毒も単なる気休めにすぎない食中毒対策としてアルコール除菌を心がけている人は多いが、じつはほとんど意味がないという。「アルコー