変異種の最新ニュース
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コロナ第8波 新変異種「XBB」「BQ.1.1」の出現で“高齢死が増える”理由
2022/12/01 11:00またもや新型コロナが猛威を振るい始めるなか、新たな変異種の出現によって、過去最悪の感染者数が予測されている。医師が警戒する、その恐るべき特徴とはーー。11月27日、東京都では新型コロナウイルスの新規感染者が1万346人確認された。27日までの1週間平均では1日あたりの感染者数が1万388.4人と、前週比で120%に増加。WHO(世界保健機関)の集計では日本の11月20日までの週間感染者数は59万3 -
オミクロン株対応ワクチン 医師が解説「11月接種になればベスト」
2022/09/09 06:00今月19日からオミクロン株対応ワクチン約3000万回分が全国の自治体に配送される。「オミクロン株の派生型であるBA.1をもとに開発されたワクチンですが、現在猛威を振るっているBA.5に対しても、一定程度の効果があると期待されています」(医療ジャーナリスト)いま接種が行われているワクチンは従来株をもとに開発したもの。開発当初は「有効率94%」などといわれていたが、ワクチンが変異を繰り返すうちに効果が -
“東京五輪でデルタ株亜種が世界拡散”発表が波紋「やっぱり」「だから反対したのに」
2022/08/04 19:59日本で独自に変異し、“第5波”の主流となった新型コロナウイルスのデルタ株の亜種『AY.29』。8月3日に「AY.29は東京オリンピック・パラリンピックの開催で海外に広がっていた」と発表され、ネットで波紋を呼んでいる。各メディアによると、東京大学医科学研究所付属ヒトゲノム解析センターの井元清哉教授は、東京五輪が開催された昨年7月から今年1月までの世界中のウイルスの遺伝情報を解析。その結果、東京五輪の -
新型コロナ「BA.5」感染拡大で病院受付3時間待ち 医師警鐘「第6波よりも圧倒的に恐ろしい」
2022/07/28 06:007月22日、東京都で確認された新型コロナウイルスの新規感染者は3万4千995人と2日連続で過去最多を記録。全国では同日19万5千137人となり、こちらは3日連続で過去最多となった。名古屋工業大学の平田晃正教授の試算では、都内では9月中旬ごろまで1日1万人以上のレベルで高止まりすると見込まれている。医療現場はここ数日の“第7波”急拡大に大混乱の状態だ。「すでに、コロナ禍で最悪のひっ迫状況です。発熱外 -
オミクロンBA.2は感染力が26%増「5月中に都内新規感染者3万人超も」
2022/04/14 15:50第6波ピークアウト後も、新規感染者数がなかなか減っていかない。ウイルスの弱毒化という私たちの希望に反して、オミクロン株は新たな脅威をもたらそうとしているーー。「警戒心をもって基本的な感染対策をすべき時期だ」新型コロナウイルス対策にあたる政府分科会の尾身茂会長は、4月7日に岸田文雄首相に面会した際、こう訴えた。尾身会長が危惧するのは、従来のオミクロン株「BA.1」から、感染力の強い「BA.2」に急速 -
感染再拡大のオミクロン株に医師が警鐘「“急変死”招くことも」
2022/04/14 15:50年明け早々から、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染が広がった第6波。全国の新規感染者数は、2月5日の10万5,611人をピークに徐々に減少していくと思われたが……。「ここへきて不気味な動きが見られます」厚生労働省にコロナ対策を助言する専門家グループのメンバーの1人はそう警鐘を鳴らす。「4月に入ってからの新規感染者数は前の週を1.08倍上回っており、増加傾向が2週にわたって続いています -
「厚労省に忖度している」専門家が感染研のオミクロン株報告書を痛烈批判のワケ
2022/02/17 06:00「これは新型コロナウイルスの正しい感染対策がとれるかどうかという問題です。このままでは無用な感染拡大が続きかねません」東北大学大学院理学研究科の本堂毅准教授は本誌の取材にそう語った。感染力の高いオミクロン株の流行により、今月5日には全国で確認された新規感染者数は過去初めて10万人を超えた。そんななか、2月1日、本堂准教授を筆頭に感染症や物理学などを専門とする医師や科学者8人が、国立感染症研究所(以 -
「ピークアウト先延ばしの可能性も」医師語る“ステルスオミクロン”の影響
2022/02/03 11:00“ステルス”とは、なにやら不気味な響きであるーー。“ステルスオミクロン”と呼ばれる新型コロナウイルスが、日本で確認され始めている。「第6波の主流となっているオミクロン株の派生株で、海外でも40カ国以上で確認されています。〈隠密〉〈こっそり行う行為〉といった意味をもつ名前で呼ばれる理由は、ヨーロッパで用いられる一部の検査では、それがオミクロン株だと判別されないことがあることからです」(全国紙記者)“ -
オミクロン株は風邪と同じ?重症化するのはどんな人?医師が回答最新Q&A前編
2022/01/20 06:00急速に広がるオミクロン株。軽症の人が多いとはいうが、実際の危険性はどれほどで、どう対処すればよいのか? 感染症に詳しい医師が教えてくれたーー。「感染力の強いオミクロン株が引き起こしている第6波は、一日の新規感染者数が2万6,000人近くにのぼった第5波よりも感染者数が激増する恐れがあります。すでにイギリスでは、オミクロン株によってデルタ株流行時の3〜5倍の感染者が発生しているんです。日本でも同様の -
治療薬をもらえる人は限定的?流行はいつまで続く?医師が回答最新Q&A後編
2022/01/20 06:00急速に広がるオミクロン株。軽症の人が多いとはいうが、実際の危険性はどれほどで、どう対処すればよいのか? 高知総合リハビリテーション病院院長で感染制御ドクターの小川恭弘先生と埼玉医科大学総合医療センター・総合診療内科・感染症科教授の岡秀昭先生に、最新の知見を教えてもらった。(オミクロン株の症状や、対策についてのQ&Aは前編を参照ください)【Q1】風邪かコロナか曖昧なときはどうすればよい?コロナ禍では -
「これまでの常識が通じない」医師が警戒するオミクロン株の感染力
2021/12/17 06:00国内でも感染者が確認されはじめている、新たな変異株。その強い感染力と、既存の変異株では見られなかった広がり方から、「これまでの常識が通用しない」と、医師は警戒を呼び掛けるーー。「オミクロン株は、アフリカ、ヨーロッパを中心に70カ国以上に広がっており、日本国内でも徐々に感染者が見つかっています。オランダでは、11月中旬に採取された検体からオミクロン株が発見されたという報告も。日本でもすでに市中に入り -
医師に聞くオミクロン株対策「室温20度、湿度50%で1時間おきの換気を」
2021/12/10 06:00新規感染者数が落ち着きを見せ、“日常”を取り戻しつつあった私たちの前に突如現れたオミクロン株。デルタ株以上ともいわれる感染力を前に、私たちはどのような備えをすべきなのかーー。「12月1日、国内で2人目となるオミクロン株の陽性者が空港検疫で見つかり、数十人の濃厚接触者への健康観察も続けられています。水際で食い止めたいところですが、検疫をすり抜けて日本に入っている可能性は否定できません。すでに流行の兆 -
続々検出される変異株…抗体カクテル療法の効果への影響も
2021/09/09 11:00デルタ株がいまなお全国的に猛威をふるうなか、次々と検出される新たな変異株。感染力を増したウイルスがはびこる“第6波”の到来に、医師は警鐘を鳴らすーー。「8月30日、WHOは、今年1月にコロンビアで発見された新型コロナウイルスの変異株『ミュー株』を、VOC(懸念される変異株)の一段階下のVOI(注目すべき変異株)に分類したことを発表しました。ミュー株は日本でも空港ですでに2例確認されていることが厚生 -
デルタ株もいつの間にか蔓延…医師警鐘「ラムダ株もすでに市中感染している可能性」
2021/08/19 06:00市中で猛威をふるうデルタ株。それに加えて、「ラムダ株」という名前を最近耳にした人も多いのではないか。じつはこの変異株、きたるべき第6波の主役になることが懸念されているーー。「7月20日、羽田空港の検疫で、ペルーの滞在歴がある30代女性から、南米で大流行している新型コロナウイルスの変異株のラムダ株が、国内で初めて検出されました。ところが厚生労働省が明らかにしたのは、それから17日もたった8月6日のこ -
政府が上陸を“隠蔽”「最凶ラムダ株」ワクチン効きづらい可能性
2021/08/19 06:00「7月20日、羽田空港の検疫で、ペルーの滞在歴がある30代女性から、南米で大流行している新型コロナウイルスの変異株のラムダ株が、国内で初めて検出されました。ところが厚生労働省が明らかにしたのは、それから17日もたった8月6日のことです。7月23日に開幕した東京五輪に、これ以上の批判を集めないためにも、意図的に発表を遅らせたのではないか。米国ニュースサイト『デイリー・ビースト』は日本政府が“隠蔽した -
感染力強いデルタ株が蔓延中 お盆休みの注意点は?
2021/08/12 06:00感染制御ドクターであり、高知総合リハビリテーション病院院長の小川恭弘先生は、デルタ株への置き換わりが進んだ現在の状況を「感染爆発」とし、次のように警鐘を鳴らす。「イギリスの人口は日本の半分ほどですが、10倍の件数のPCR検査を実施しています。7月5日の検査数は32万件です。同日、日本は5万8,000件。日本がイギリスと同程度の規模でPCR検査を実施した場合、現在発表されている何倍もの感染者数が出る -
「肺炎で苦しむ例多い」40代のコロナ重症者急増に医師が警鐘
2021/08/11 11:00連日、コロナの新規感染者数の爆発的増加が止まらない。引き金となっているのは、変異株がもつ驚異的な感染力だーー。「菅首相の『人流は減っている』という発言は、現実を無視しているとしか思えません。感染者の増加は止まらず、もはや“オーバーシュート”しているのです」こう話すのは、埼玉医科大学総合医療センター・総合診療内科・感染症科教授の岡秀昭先生だ。菅首相は7月27日の会見で、新型コロナウイルスの新規感染者 -
デルタ株から命守る新常識…自宅でも「マスク会食」を
2021/08/11 11:00これまでの対策が通用しないデルタ株による感染者数が急増しているいま、私たちの感染予防にもアップデートが欠かせないのだ。そんな、「新しい常識」を、埼玉医科大学総合医療センター・総合診療内科・感染症科教授の岡先生と、感染制御ドクターであり、高知総合リハビリテーション病院院長の小川先生に解説してもらった。【“1密”にも最警戒を】私たちが心がけてきた「3密回避」とは、「密閉・密室・密集」が重なるシーンを避 -
深刻なデルタ株感染力「ワクチン1回目接種の効果も減少」
2021/08/11 06:00「菅首相の『人流は減っている』という発言は、現実を無視しているとしか思えません。感染者の増加は止まらず、もはや“オーバーシュート”しているのです」こう話すのは、埼玉医科大学総合医療センター・総合診療内科・感染症科教授の岡秀昭先生だ。菅首相は7月27日の会見で、新型コロナウイルスの新規感染者のうち「デルタ株」の割合が急速に増加していることを認めつつ、人流は抑えられているとの見解を示した。ところが、そ -
新規感染者3倍の危険も…医師語るデルタ株の恐怖
2021/08/11 06:00全国でコロナの新規感染者数の爆発的増加が止まらない。引き金となっているのは、変異株がもつ驚異的な感染力だーー。埼玉医科大学総合医療センター・総合診療内科・感染症科教授の岡秀昭先先生によれば、今回の感染爆発を招いている大きな要因が、これまで国内で広がったウイルスに比べ強い感染力をもつ変異型の「デルタ株」にあるという。「私たち埼玉医科大学総合医療センターでは、7月に入って初めて『デルタ株』に感染した患 -
変異種到来が深刻な理由「半年で感染者1万3千人」の試算も
2021/01/21 11:00「昨年9月にイギリスで発見された変異種は、従来のウイルスと比べて感染リスクが1.7倍ほど高いといわれています。さらにはロックダウンをしたのに、感染が抑制できていないという論文データも発表されています。それだけ、強い感染力を持っているのです。その変異種が、日本国内にも広がり始めています。すでに現時点で、30以上の感染報告が出ているのです」そう警鐘を鳴らすのは、帝京大学大学院公衆衛生学研究科の高橋謙造