感染症の解説に関する話題
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インフル、コロナ、ノロの“常連”に“季節外れ”のO-157まで…年末にリスク増大する「9つの感染症」
2025/11/25 11:00「今年のインフルエンザの患者数は、当クリニックを開業して以来、過去最多。例年の2倍という異常事態です。昨年も大きな流行があったので、それを上回ることはないと考えていましたが、昨シーズンをしのぐ状況です」いとう王子神谷内科外科クリニック(東京都)の院長・伊藤博道さんは、疲労の色を隠さず、そう明かす。昨年より2カ月ほど早く流行期入りし、かつてない規模で感染拡大しているインフルエンザ。厚生労働省の定点調 -
致死率は10~30%、全国に拡大…“マダニ感染症”の「簡単な見分け方」と身を守る服装
2025/09/11 11:00「8月26日、国立健康危機管理研究機構(以下JIHS)が、今年のマダニ感染症の累積患者数が143人になったと発表しました。2013年に初めて感染が報告されて以降、もっとも患者数が多かった2023年の134人を、現段階ですでに超えて、過去最多数を更新しています」(医療ジャーナリスト)マダニ感染症とは、マダニが媒介するウイルスが引き起こす「重症熱性血小板減少症候群(以下SFTS」のこと。JIHSによる -
破傷風ワクチン出荷停止で感染リスク増…医師が語る“45歳以上”が注意したほうがいいワケ
2025/07/31 11:00「7月9日、製薬メーカーのデンカ、販売元の田辺三菱製薬は連名で、破傷風の予防のために用いられる『沈降破傷風トキソイド「生研」』の出荷を停止したことを発表しました。理由は、製造工程の適格性の検証結果に疑義が生じ、再検証にさらなる時間を要するためのようです。出荷再開の時期は明らかにされておらず『当面の間』とされているため、トキソイド(ワクチン)不足を不安視する医療関係者もおり、ワクチンの接種制限、一時 -
水ぼうそうの患者数が急増…いったいなぜ?大人になって初感染すると脳炎のリスクも
2025/06/03 11:00「5月11日までの1週間で報告された水ぼうそうの患者数が1医療機関あたりで1.43と国の注意基準を上回ったこと、さらには今後も患者数が増加する見込みがあるため現行制度になって初めて『水ぼうそう注意報』を発令しました」(埼玉県感染対策課)かゆみを伴う発疹が全身に現れる感染症「水ぼうそう(水痘)」が全国的に流行している。感染状況をみても、埼玉県だけでなく、神奈川県、青森県が、国が定めた注意基準(1医療 -
日焼けがきっかけで「口唇ヘルペス」に!医師が勧める“紫外線対策”
2025/05/30 11:00気象庁によると紫外線の観測値はすでに「強い」ゾーンに突入! 顔や体ばかり日焼け対策をして“唇”のUVケアを怠っていると思わぬ事態に! 実体験を基に注意点を医師に聞いた。■紫外線浴びすぎで口唇ヘルペス顔面麻痺に「朝の洗顔をしているときに、片方の目が閉じられなくて、うがいをしようとした水が口からこぼれて……。脳神経の異常かと思ってすぐに病院に行ったら、口唇ヘルペスによる顔面神経麻痺だと。『あの口内炎の -
百日咳の患者数が急増中!乳児は突然死の可能性も…医師が緊急警鐘
2025/04/14 11:00赤ちゃんが感染し、重症化すると「死をもたらす病」になりえる感染症・百日咳の患者数が急増している。「国立感染症研究所などが統合して発足したばかりの国立健康危機管理研究機構が4月1日に発表した速報値で、3月17?23日に全国の医療機関から報告された百日咳の患者数は458人。今年に入ってから百日咳の患者数は累積で4千100人になり、すでに昨年1年間の患者数(4千54人)を超えました」(医療ジャーナリスト -
はしか、おたふく…春は感染症に注意!50歳以上がチェックすべきワクチン接種歴は?
2025/03/24 11:00寒暖差の影響で免疫力が低下する春も感染症に警戒が不可欠だ。例年以上の人流増加が見込まれる今春は、ウイルスにつけ込まれるリスクがさらに高まっている。「3月に入ってからも、冬に流行する、激しい嘔吐と下痢症状を引き起こすノロウイルスが猛威を振るい、北海道の焼き肉店で11人、名古屋の料理店で37人の集団感染が報告されるなどしています。同時に、今月4日に山口県の20代女性と、同居している20代男性、5日に兵 -
hMPV、侵襲性髄膜炎、マールブルグ病…外国人観光客の増加で上陸懸念される「8つの感染症」
2025/01/27 11:00この冬は年末からインフルエンザが猛威を振るっており、これまでに700万人以上が感染しているという報告が出ている。いまだ流行警戒レベルを超えている都道府県もあり、寒さも続いているから、引き続き注意が必要だ。「昨年はインフルエンザに加えて、マイコプラズマ肺炎、新型コロナウイルスなど複数種の感染症が次々と拡大した年でした。ここまで感染症が広がった理由に、コロナ禍で厳しかった感染症対策が緩和されたことや、 -
大人の手足口病が急増中!“意外な初期症状”が診断遅れ感染広げる原因に
2024/11/20 06:00「本来、子供の夏風邪として知られる手足口病の感染が、10月になって爆発的に増えました。また、大人への感染も多く、11月になってもそれが続いています」こう話すのは東京都江戸川区のひまわり医院・院長の伊藤大介先生(内科・皮膚科)だ。今秋の手足口病の流行は全国的なもので、感染者は昨年の8倍に増えている。大変な猛威を振るっているのだ。では、なぜここに来て手足口病の発生数が増えたのだろうか。「夏に流行した手 -
ハンドソープ“洗わずに詰め替え”はNG? 敗血症招く場合も…メーカーに聞いた正しいボトルの管理ルール
2024/10/15 15:10だんだん冬に近づくこの季節、感染症対策に欠かせないのがハンドソープだ。容器が空になったら、経済的でゴミも少なく済む「詰め替え品」を活用する人も多い。ただし、この「詰め替え」を誤った方法で行うと、菌が増殖してハンドソープが汚染されてしまう可能性があるという。例えば、使用済みのハンドソープボトルを洗わずに“詰め替え品を継ぎ足し”するのはNG。詰め替え時に「緑膿菌」「セラチア菌」などの菌が混入・繁殖する -
特効薬がなく、10日で死亡する例も…「ダニ媒介感染症」の危険性と対策
2024/09/05 06:00【事例一】宮崎県日南市の70代の女性が、4月上旬に体調不良をうったえ4月6日に市内の医療機関に入院。しかし回復せず、7日に宮崎市保健所管内の医療機関に転院。9日には検査でSFTS(重症熱性血小板減少症候群)の感染が判明したが、その後に死亡した。 この女性は発症前に、庭の手入れを行っており、ダニに噛まれた痕が確認された(4月19日、宮崎日日新聞より抜粋、以下同様)【事例二】北海道函館市の70代の男性 -
GWに感染拡大が懸念される感染症…はしか、破傷風に「致死率30%」の病気まで
2024/04/25 11:00これから行楽や帰省など、家族で旅行に出かけることが多い時期。しかし人の移動が頻繁になると、感染症被害も拡大しやすい。注意すべき12の感染症について、感染しやすさ、危険性を専門医が“評価”した!「致死率30%の人食いバクテリアの感染者が、過去最多となった昨年の同時期に比べても、今年は28倍のペースで増加しています。また、2024年に入り、国内でははしか感染者も確認。さらに宮崎県では百日ぜきの患者が増