「『お金』は、あなたに引き寄せられてやってくる、『豊かさ』というエネルギーの一部です。“お金持ち”になりたかったら、お金だけを取り出して考えるだけではなく、意識やものの見方、感情などの『生きる姿勢』もリッチなものにしないといけません」
そう語るのは、占星術師で“引き寄せのカリスマ”として知られるKeikoさん。3月に出版した『Keiko的Lunalogy お金の「引き寄せ力」を知りたいあなたへ』(マガジンハウス)は、わずか1週間で5万2,000部を売り上げる人気ぶりだ。
Keikoさんが占いに用いているのは、一般的な星座ではなく「月星座」。雑誌やネットでよく見る、「今日の蠍座の運勢は?」という文言。このときの「蠍座」というのは、「太陽星座」を指しているという。
「皆さんになじみ深い『太陽星座』とは、生まれた日にどの星座に太陽があったのかで見るもの。一方『月星座』は、生まれたときに、“どの星座に月があったのか”で見るんです」
月は2.5日に一度、星座から星座へと移るので、以前は自分の月星座を知るのが、難しかったそう。しかし、ネットの普及により、すぐに検索することが可能に。Keikoさんのホームページでは、自分の生年月日を打ち込むことで、自分の月星座がわかる。
「月星座は、人間の根幹の部分にあたるもの。生まれもった“本質”や“適性”を表します。伴侶、健康、そして人脈と、生きるうえで必要なものが月星座を通してわかります。お金に関して言えば、その人の“金脈”を教えてくれる」
そして、「お金=豊かさ」を得るために、“最低条件”として持っておくべき思考のルールが、Keikoさんが提唱する「リッチマインド」だ。
「月星座が人間という木の根っこを表すとしたら、リッチマインドは、木に養分を与える豊かな土壌。土地が肥沃であればあるほど、種はまけば育つ。逆に、どんなに種をたくさんまいても、土地が痩せこけていたら、豊かさは生みだせませんよね」
今回、Keikoさんが、「“金持ちさん”の思考ルール」ともいうべきリッチマインドの育て方を教えてくれた。
【1】「モノ」より「体験」にお金を使おう!
「意識という土地を栄養あるものにするためには“耕す”作業が必要。これは“自分に投資”することを意味します。理想は、行ったことのない場所に旅に行ったりと、未知の体験でハッとするような刺激を脳に与えましょう。非日常の体験をすることで、思考が広がっていきます。主婦の方なら、これまで作ったことのない料理、『フランス料理一日体験』など初めてのことに挑戦をしてみましょう」
【2】喜びをもってお金を使おう
「『ローンを払っているから家に暮らせてありがたい』『この食費は子どもが丈夫に育つため』と、お金を出した対価で得られている幸せに目を向けるんです。支払うときには、『どうもありがとう』とお金を手放してあげましょう。リッチな人は、『お金は使うほど増える』ことを知っている。両親や義父母のため、お世話になっている人のために使うのもいいですよ」
【3】「誰から買うか」にこだわってみよう
「モノには一つ一つエネルギーがあります。運のいい人の手を通って自分の元に来たものにはパワーがあります。誰を経由して、自分の手元にモノがきたのかが大事。商店街での買い物でも、愛想の悪い人よりも、明るく楽しく親切で好かれている、愛情ある人から買ったほうがいいでしょう」
【4】情報源は「ネット」ではなく「人」に
「ネットは便利ですが、情報が真実かどうかわかりません。リッチな人は、ネットも使いますが、それだけに頼ることはなく、人と会うことを重視し、自分の目で確認する。お金に関する情報は、直接人と会うことでしか得られないもの。人と交流し会話するひとときの楽しさも、自分を豊かにする体験の一つになります」
【5】人にしてあげたことに見返りを求めてはダメ
「リッチな人は、過去にこだわりません。意識は未来に向けているので、人に『してあげたことを忘れる』んです。大事なのは、『幸せな人がお金をつくる』ということ。自分一人で作れるお金は知れています。周りを巻き込むほど生まれるお金も豊かさも大きくなりますから、周りの人を幸せにすることから始めましょう。まずは身近なところから、たとえば家族の笑顔をつくることを心がけてみましょう」
これらの思考ルールを習慣づけることで、お金は自然と引き寄せられるはずだという。
「お金はためること以上に、ためたお金を“上手に使う”ことが大事です。料理教室、家族旅行という体験や、資格をとる勉強、どれもりっぱな“投資”です。お金を働かせることで、豊かさを得るチャンスができますよ!」
明日から少しでも、「リッチマインド」を意識して生活してみて!