近年、デイリーなファッションの主役はガウチョやボリュームスカート。しかも単品コーディネートが主流だ。
働く女子のホンネとしては、着心地がラクで着やせするワンピースを着たいもの。しかし「印象がワンパターン」「コンサバ見えして老ける」などのイメージから、ワンピースを敬遠している人も多い模様。だが大人気スタイリスト・福田栄華氏は「それは大きなカン違い!」と指摘する。
「じつは今どきのワンピースってすごいんです。1枚で着れば、忙しい朝に悩むことがありません。またあるときはジャンパースカートに、あるときは羽織物にと変幻自在です。これには生地の進化も大きい。私はワンピの上からスカートを穿いて、服を増やしたり(笑)もしています。小物使い次第で一年中着回せる。ワンピースこそ、働く大人の女性の味方です!」
福田氏によると、クローゼットにはワンピースを10着あればいいという。ただし、そのまま着ても重ね着しても素敵なワンピースには“パターン”があるとのこと。また選び方にもコツがあるそうだ。その秘訣は、以下の通りだ。
■体から、つかず離れずのシルエットであること
大人世代のボディラインの小さい難をさりげなく隠してくれるうえ、下に重ねても、上から1枚着ても、窮屈や着ぶくれになりにくい。極端なボディコンや、ビッグシルエットだとだと、そのまま着るほかない。
■着回しなら、化学繊維がイチオシ
最近の化学繊維の、見た目の高級感や通気性などの快適さの進化には、目を見張るものがある。美しい落ち感、重ね着した時のスムーズな着心地、手入れの簡単さ……実はワンピースで働く女子には化学繊維が強い味方。
■ひざ下ジャストの丈感
大人がきちんと見えて、それでいて活動的な印象のこの丈がやっぱりお得。ロングシャツワンピをはおっても、下にニットを重ねても、バランスがとりやすい。これより短いと頑張っている感じだし、長いとカーディガンやパーカを羽織った時に、下半身が重く見える。
それ以外にも、9月15日に発売された「クローゼットにはワンピースが10着あればいい」(光文社・美人時間ブック)には数々の秘訣が。福田氏が目ききをした「最強の10着」のワンピースをベースに、143の着こなしを紹介。シーズンを超えて使えるプラスアイテムやワンピースがもっとセンスよく見える小物使いなど、知恵とテクニックを詰め込んでいる。
“ワンピ好き大人女子”必読の一冊。読めば、あなたのクローゼットも変わるかも!?