今年もやってきた夏の帰省シーズン。大都市から地方に向かう際、いちばん安い交通手段は?旅行ジャーナリスト・鎌倉淳さんのアドバイスを基に、東京から各地に帰省するときにかかる金額を、シミュレーションした。すべて、利用人数は大人2人、子供2人(中学生1人、小学生1人)。住路は8/9(土)出発、復路は8/12(火)出発。
【東京⇔札幌】
・「飛行機」バニラエア(成田⇔新千歳)/107,800円。最安!
・「鉄道」東北新幹線はやぶさ、特急スーパー白鳥、特急スーパー北斗(往復割引)/157,960円。
【東京⇔仙台】
・「鉄道」東北新幹線やまびこ(えきねっと予約で往路は割引きっぷ「トクだ値15」利用、復路は「お先にトクだ値35」利用)/58,130円。
・「高速バス」JRバス東北 仙台・新宿号(昼行)/24,500円。最安!
【東京⇔金沢】
・「飛行機」ANA(羽田⇔小松)/131,140円。
・「鉄道」JR東日本の北陸フリー乗車券(運賃のみ。特急券は別途購入の必要あり)を使用し、新幹線、特急はくたかを利用/68,600円。
・「高速バス」JRバス 青春ドリーム金沢号(夜行)/36,060円。最安!
【東京⇔名古屋】
・「鉄道」東海道新幹線こだま(「ぷらっとこだま」使用)/62,800円。
・「高速バス」キラキラ号(昼行)30,100円。最安!
【東京⇔大阪】
・「飛行機」ジェットスター(成田⇔関西)/48,720円。
・「鉄道」東海道新幹線こだま(「ぷらっとこだま」使用)/80,300円。
・「高速バス」往路キラキラ号(昼行)、復路WILLER EXPRESS(昼行)39,550円。最安!
【東京⇔福岡】
・「飛行機」ジェットスター(成田⇔福岡)/109,120円。
・「鉄道」東海道、山陽新幹線のぞみ(往復割引)/142,920円。
・「高速バス」西日本鉄道はかた号(夜行)/86,100円。最安!
料金だけを比べると、多くの場合、ダントツで安いのが高速バスを使用した場合。とくに東京〜金沢間では鉄道が7万円近くするのに対し、バスなら約3万6千円。その差はなんと2倍近い!
また近年、格安な移動手段として見過ごせないのが、LCC(格安航空会社)。今回、東京〜札幌間では飛行機が最安という結果に。今回の調査以外にも、東京〜札幌間と同様に、飛行機が鉄道の料金を下回る“逆転現象”が全国で発生中だ。
わが家にぴったりの移動手段をよく検討して、家族でよい旅を!