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東京都内のスーパーの野菜コーナーには、1玉700円の白菜や1本450円の大根が――。今、野菜が高級フルーツ並みの値段に跳ね上がり、全国の家計を直撃している! JA(農業協同組合)関係者によると、野菜の高騰は2月下旬まで続くという。

 

「原因は昨年10月、日本列島を2つの台風が直撃し、長雨にもなったこと。加えて11月中旬以降の低温です」(JA関係者)

 

これらの影響により、この時期に出荷される予定だった農作物が畑に植えられた直後にダメージを受け、生育不良に。その結果、野菜価格が高騰しているというわけだ。

 

「2月ごろから、種をまき直した農作物が出荷されてくるので、出荷量も回復し、そこからは相場が下がっていくと思います。ただし、白菜に関しては受給見通しが立たず、出荷量が回復するのは3月中旬になる見込みです」(前出・JA関係者)

 

この期間中、どうやって家族の健康&家計を守っていけばいいのだろうか。

 

「家庭で料理を作るときに考えることは、価格の変動が少ない野菜をできるだけ使ってメニューを決めることです。たとえば、もやし、豆苗、きのこ類などを使った料理のバリエーションを増やしてみましょう」

 

こうアドバイスするのは、消費生活アドバイザーの資格を持ち、現在テレビなどで節約アドバイザーとして活躍する和田由貴さん。だが、今回の野菜価格の高騰は白菜のほか、前年比1.6~2倍で推移している春菊やほうれん草など、鍋に使う機会が多い葉物野菜が多いのが特徴だ。

 

冬に鍋が食べられないなんて! そこで、和田さんが代用野菜としておススメするのが「ごぼう」。

 

「葉物野菜を使わなくても、鍋はできますよ。わが家では白菜の代わりにごぼうを使っています。ごぼうは高くなっていませんので、代用野菜として重宝しています。たとえば、『鶏ごぼう鍋』を作ってみてはいかがでしょう。鶏もも肉(鶏団子でもOK)、ごぼうのささがきをメインに、もやし、豆苗、豆腐、しらたきなどを加えて醤油とみりんベースのおだしで煮込みます。安くて、おいしい鍋が作れますよ」(和田さん)

 

「鶏ごぼう鍋」に加える豆苗は、根を残してカットし、水に浸せば、1週間ほどで再度収穫できる。野菜高騰の時期は知恵を使い、価格が落ち着くまでの1カ月間を乗り切ろう!

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