宝くじの年納め、年末ジャンボの販売が始まった。今年、注目したいのが硬貨を作っている造幣局近くの売り場だ。造幣局があるのは全国で大阪本局、東京支局、広島支局の3カ所。

 

広島では造幣局前の通りをコイン通りと呼び、金持稲荷大社がある。大社の縁起物のひとつが広島名物「招福しゃもじ」だ。

 

「今年10月18日に“造幣局しゃもじ”を新しくしたんです。するとその日に、オータムジャンボ1等・前後賞3.9億円が出たんですよ」

 

こう話すのは「チャンスセンターイオンモール広島祇園」の販売員・森長宰子さん。同じくしゃもじがある売り場、広島市「舟入チャンスセンター」も昨年年末1等6億円を出している。

 

「常連さんのうわさでは、当たった人は売り場のすぐ裏に住んでいる人で、最近姿を見なくなったとか(笑)」(販売員・谷川マリ子さん)

 

東京支局のある池袋も今年ドリームで1等5本(都内1等全体の5分の1)が出るなど絶好調だ。昨年年末1等6億円が出た「池袋ショッピングパークチャンスセンター」は、今年1月にミニロト、2月にロト6と3カ月連続1等の快挙を果たした。

 

「西武池袋駅地下一階宝くじ売り場」では、ドリーム1等が。6月に外装をリニューアルした地域一の有名店「池袋東口西武線駅構内売場」からもドリーム1等が出ている。

 

そして造幣局本局がある大阪市北区には、日本一の億を誇る「大阪駅前第4ビル特設売場」がある。過去1年で、年末1等4本、ドリーム1等4本、サマー、オータムでも1等を出した。

 

どうして今年は造幣局周辺で、これほど億が出るのだろうか?風水建築家の山下剛さんはこう分析する。

 

「風水では紙幣より硬貨が財源の源。’13年の干支、癸巳(みずのとみ)は陰陽五行では水の気で造幣局の財源パワー(金の気)と相性が抜群の年なんです」

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