キム・ヨナ「先生、教えて…」教育実習で女子高生に恋の指導
「5月上旬の朝、ソウル市内の真善女子高等学校の前は騒然とした雰囲気になっていましたね。報道陣だけで、150人以上は集まっていました」(韓国の新聞記者)
真善女子校は、韓国でも一流大学への進学者を多く出す名門校。そこに報道陣が集まったのは、韓国フィギュアスケートの女王、キム・ヨナ(21)が、教育実習生として初めて学校にやって来るからだった。
「学校にやって来たヨナは白いブラウスに黒いパンツという、実習生らしい清楚なスタイルでした。この日、図書館で行われた体育の講義が取材陣に公開されたのですが、授業というよりは『ヨナと女性ファンの集い』みたいな雰囲気でしたね」(前出・韓国の新聞記者)
生徒たちから、まるで憧れのアイドルを見るようなまなざしで見つめられているヨナ。生活指導として、女子生徒からの相談にも乗っているという。
「質問は『透き通るほどきれいな肌をしている秘密を教えて』というものから『勉強と恋愛の両立はどうすればいいの』といった、女子高生らしいものが多かったそうですね」(別の韓国紙記者)
質問攻めにあったヨナ先生。彼女は将来、教師への道も考えているのだろうか。韓国の教育事情にも詳しい『コリア・レポート』の辺真一編集長は、こう解説する。
「彼女が教育実習をしているのは、在籍している高麗大学を卒業するための必須科目だからです。決して”先生”になりたいからというわけではありません。日本では一芸に秀でていれば、学歴はあまり問題になりませんが、韓国は最終学歴に非常にこだわります。だから今を時めく韓流スターたちも、皆さん高学歴です。ヨナも将来の『指導者』という目標を見据えたとき、大学卒の学歴と教職の資格は欠かせないのです」
〝国民の妹〟も、女子高生の前ではお姉さんぶりを発揮しているようだ。