笹子だけじゃない!全国「あぶないトンネル」迂回するには

122日に発生した中央自動車道・笹子トンネルの天井崩落事故(9人死亡)。原因は、天井板を支えていたつり金具のボルトが脱落したためと考えられている。国土交通相の発表によれば、このつり方式の天井板を使用したトンネルは全国に37カ所、49本あるという。それらのトンネルでも、同じような天井崩落事故が起きる可能性はあるのだろうか?
土木学会元会長で早稲田大学理工学部の濱田政則教授はこう語る。

「すべて『あぶない』と断定はできませんが、同じ構造で、開通から数十年経過したトンネルであれば、同様の事故が起きる危険性はあります。安全が確認できない限り、使用すべきではないでしょう。普通の感覚なら、怖くて入れないのでは?」

そんなあぶないトンネルを迂回する場合、トンネルの危険は逃れたとしても、山道などでは落石など別の危険もありうる。自動車ライターの佐藤篤司さんは、山あいの道についてこう注意を促す。

「なかには道幅が狭かったり、アップダウンが続いたりと、ドライビングテクニックが必要になる道もあります。ご自身の運転の腕と相談してルートを決めるのがいいでしょう。冬季には降雪や道路の凍結もあります。ルートによっては冬用タイヤや滑り止め装置が必要になります。そして、天候をチェックすることをオススメします」

 

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