岐阜県にある「和菓子処稲豊園」の「招福猫子まんじゅう」(1個185円)はシュールなねこの顔をしたおまんじゅう。4月の発売開始とともに口コミやインターネットニュースで話題が広がり、6月には通販が開始された、いまや発送まで1週間待ちの大人気商品だ。

 

「お店の横の路地裏に、ノラねこが4匹いるんです。近づくと逃げちゃうので、残念ながら交流はありませんが(笑)。昨年(’14年)暮れに、面白い新商品を作ろうと思っていたとき、そのコたちを見て、ねこのお菓子を作ろうと決めました」

 

こう話すのは、稲豊園の店主・中田専太郎さん。「猫子まんじゅう」は、路地裏にいた白ねこ(チーズあん)、とらねこ(粒あん)のほか、黒ねこ(黒糖あん)、三毛ねこ(抹茶あん)、ロシアンブルー(こしあん)の5種類を展開。

 

あんだけでなく、生地もすべて違う味になっている。たとえば三毛ねこは、白いプレーン生地に竹炭(黒)と、きな粉(茶色)で着色。ねこたちはみな表情豊かで「ブサカワイイ!」と評判だ。

 

「最初はかわいいねこちゃんを作ろうとしていたのですが、ブサカワにしたことで、路地裏のシュールな感じが出せたのではと思っています」(中田さん)

 

かわいい見た目だけでなく、味もバツグンの「招福猫子まんじゅう」をご賞味あれ。

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