[E:heart]コンビをやめて一人になったのは?
ゲッターズ飯田 それはまた別の占い師がいまして、藤田先生って言って、たぶん僕が知っ ている中の日本で一番当たる占い師。その人と芸人をやっている時イベントで会ったんです。もう、その当時は占いマニアだったんで、500円で観てくれる、ってやってたんで、500円ならいいや、って。「観てください」って言ったら、本当、普通のおばあさんなんですよ。どこがこんな人?? って。「左手をかざします」ってかざして。神様は左手に降りてます! ってそんなアホなことはない、と。どうせ観相学、顔を観て占ってるんだろうな、って。思いながらばばばばって話を聞いたら、もう、とにかく当たってましたね。細かいとこまで当ててくるな、と。そのおばあさんが「東京に行きます」ってすぐ言って、「部屋に入ってすぐに本棚がありますよね?」っ て言われて、「そこの本棚の下に赤い本が倒れてるから立てておいて」って。隣にクローゼッ トがあって、小さいテレビあるでしょ? カーテンが黄緑色で今、テーブルの上にグラスが2つあって、パンだか朝食べたものが置き忘れている、それも片付けておいてね、って。部屋の形をズバズバって言うんですよ。で、本のことは覚えてはいなんですけど、配置やグリーンや全部合っているから、確かに今朝食べて置き放しにしたよなあ、とか覚えてるから、「この人マジですごいなあ」と思って、その人に「東京に行きます」って言われ「10月に合った人で4月に仕事があって、桜の咲いてる時期あなたはご飯が食べれるようになります!」と。「えーーー」って。それが東京に来る2年くらい前。まあ、そうなのかなあ、って家に帰ったら入ってすぐの本棚に赤いのがキレイに倒れていて全部言った通りになっているから。これはすごい! と。それでそのおばあさんに2度くらい会って、だいぶ空いてから会ったんですけど、連絡が取れなかったり、会えなくて。で、結果的に解散するようになって東京来るようになって、でもそう簡単に芸人って売れないんで、売れなくてなんやかんやあって。「10月」ってたえず頭にあって、10月に会う人を大事にしよう! と。いろんな人に10月に会って挨拶していたら、ある作家さんがいたんですね。渡辺に通っていた作家さん。その人と仲良くなって、正確にはその10月に会った、1年半後の、春にテレビ東京の帯の仕事が決まるんですけど、そのきっかけを作ってくれたのがその作家さん。「テレビ東京おいで」って。で行って「何ですか?」って言ったら占いの番組の要は引っ張りで「占い発表しますよ」宣伝番組があって発表みたいなのが。今もやってる「惑星」あれの前進番組みたいなのを何箇所かやりましょう、みたいな感じで。試しにどうぞ、みたいな感じでやらせてもらったその人と10月に会ってる。そこから ずっとやってまあ、ちょいちょいやって食べれるかどうか、バイトもやってたんですけど、ずっとやってて、これが帯になったらギャラも増えるしすごいなあ、と言ってたけど、結局帯には決まらなかった。2月くらいまで。2月くらいに決まらなかったら1クールずれたりするじゃないですか? それが延びて3月にも決まらなくてこれはまだ無理だな、暫くバイトだな、と思ってたら、4月の自分の誕生日に電話かかってきてそのプロデューサーから「来週から帯になります」と。ああ、それでバイトしなくても飯食えるようになるわ、って思って外開けたら、ちょうどマンションの窓から桜が見えていたんだけど、その桜が満開だった!! すごかったですね。本当、飯食えた、って確認できたのは人生でそこが初めてだった。で、桜満開だったから、この事言ってたわ、って。鳥肌でした。ちょっと忘れかけたたんですよ。あ、これだ! って思って。その後解散しちゃったんですけど解散も自分の占いにも出ていたからいいかなあ、と思っていた。そこから占いだけになったんで。おばあさん電話したんだけど、もう出なくて。最後の方は岐阜の犬山から来てくれて、往復3千円くらいかかるとこなのに、喫茶店とかで占っても、「お金要らない」って言って「出世払いでいいからね」ってコーヒー代も自分で出して帰った。それが最後。